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TVディレクターがメディアでは伝えられないニュースの裏側を日々レポート。
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戦争のできる国へ
JUGEMテーマ:日記・一般
 
各新聞の選挙情勢分析では「自公で過半数を上回る見通し」だそうですね。

原発推進でいいんだぁという民意にも驚きますが
それ以上に、維新が50くらい獲得しそうだということにも驚きます。

自民党と維新は改憲すると言っています。
自公と維新をあわせれば350。改憲できます。

リベラル勢力がどんどん衰退し、一方に傾いていく。
そういえば戦争の前にも大正デモクラシーなんてことがありました。
その後、大政翼賛選挙となりました。

当時、米英に対して「強硬姿勢をとるべきだ」という世論が
大勢を占めていたと聞きます。

今、中国や北朝鮮に対してもそういった勇ましい声が聞こえます。

いつか来た道をたどっているような気がしてなりません。
posted by iwajilow | 11:00 | だから戦争は嫌いだ | comments(2) | trackbacks(0) |
中国との戦争
JUGEMテーマ:日記・一般

今週も昨日から鳥取に来ています。

今日は鳥取に通い始めて初めて砂丘に来ました。



さて、そんな中でも、中国との揉め事が大きなトピックスになっています。

以前、こんなジョークを本で読みました。


日本と中国の間で戦争が起きた。
最初の1週間、日本軍はテクノロジーを駆使して攻勢をかけ、優勢に戦争を進めた。
中国兵の死者は1億人を超えた。

そして中国の首脳は日本に向かってこう言った。
「どうだまいったか」

日本が降伏するはずもなく、さらに戦争は激化した。
次の1週間、日本軍との戦いでさらに1億人の中国兵が戦死した。

すると、中国の首脳は日本に向かってこういった。
「どうだ参ったか」 



あくまでもジョークの世界です。
posted by iwajilow | 20:33 | だから戦争は嫌いだ | comments(1) | trackbacks(0) |
オスプレイ配備反対
JUGEMテーマ:日記・一般

過疎地に原発を押し付け、沖縄に基地を押し付けて問題の本質を覆い隠してきた国、ニッポン。

原発はたまたま事故が起こり、自分たちの身近な問題として認識することができましたが
基地の問題はまだまだ全然、認識されていません。沖縄という、東京から遠いところにあることから、ほとんどの人が身近な問題としてとらえることができません。東京のど真ん中をオスプレイが自由自在に旋回することになってようやく認識できるのかもしれません。

だから国が血眼になってやるのは、情報を覆い隠すこと、問題を可視化させないこと、なるべく報道させない事、遠い世界の出来事のように感じさせることなのだと思います。

情報公開といいつつ、そのほとんどはややこしい手続きだったり、例えば沖縄の話だったら琉球新報や沖縄タイムスを読まないとわからないというふうに情報へアクセスするためのハードルがものすごく高く設定されています。情報へなるべくアクセスさせないことが大事なのです。

そしてマスコミには「中立」とか「不偏不党」とか押しつけて必ず自分たちの言い分、ロジックが正しいかのように報道させます。なるべく多く国側の主張を取りあげさせるようにしているわけです。実はこれはものすごく簡単な事で、何か事が起こる、あるいは起こる前のブリーフィングと言ってあらかじめ記者クラブの記者を集めて、国側の見解や国に都合のいいデータを渡しておけばいいのです。すると記者は国の説明をもとに報道しますから、どうやっても国の意見、主張がメインの報道になるわけです。

色々な人が生の情報にアクセスして痛みを共有してしまうと、国のインチキがばれてしまうから、それだけは避けようとしているのでしょう。


昨日、沖縄でオスプレイ反対の県民集会が行われました。10万人もの人が集まったそうです。

オスプレイ拒否 10万3千人結集 強固な意思発信
琉球新報 9月10日(月)9時55分配信

 墜落事故が相次ぐ米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの県内配備計画の撤回を求める「オスプレイ配備に反対する県民大会」(同実行委員会主催)が9日午前11時から宜野湾市の宜野湾海浜公園で約10万1千人(主催者発表)が参加して開かれた。八重山、宮古の地区大会を合わせ約10万3千人が結集。米軍基地問題で抗議の意思を示す県民大会として復帰後最大となり、配備を拒む強固な民意を示した。オスプレイ配備計画の撤回と米軍普天間飛行場の閉鎖・撤去を強く要求する決議を採択した。党派を超えた民意を背に、実行委員会は12日に上京し、野田佳彦首相や森本敏防衛相ら政府関係者や、各政党に配備撤回を求める。10月初旬には訪米要請行動を取る。
  八重山と宮古の地区大会に参加した5市町村長を除く全36市町村長や代理が大会に参加。壇上には県議、県選出・出身国会議員や市町村議会議長らが並んだ。
  大会では5人の共同代表があいさつ。県議会を代表して喜納昌春県議会議長は「オスプレイは、今年も墜落事故を起こしており、まさに構造的な欠陥機と言わざるを得ない」と批判。市町村長をまとめた翁長雄志県市長会会長は「頻発する事故を受けて、住民の頭上をオスプレイが飛行するのは到底認められない」と訴えた。
  オスプレイが配備される予定の普天間飛行場を抱える宜野湾市の佐喜真淳市長は「市民のさらなる基地負担につながり、安全性の担保のないオスプレイを普天間に配備する計画を決して認めることはできない」と述べ、断固として配備に反対する決意を示した。
  仲井真弘多知事のメッセージが紹介されたが、欠席した知事への怒号が飛び、一時騒然となった。
  実行委の玉城義和事務局長は、オスプレイの運用で影響を受ける全国の自治体に大会決議の採択を要請することや、毎週末の普天間飛行場ゲート前での抗議集会、署名活動など今後の運動を提起。城間俊安県町村会会長のガンバロー三唱で締めくくった。


そして東京でも県民大会に賛同して国会前に1万人が集まりました。

ジョン・レノンが歌った「イマジン」を初めて聞いた時はまだ子どもだったのでその意味が良くわかりませんでしたが、今「イマジン」の重要さを痛切に感じています。

ジョン・レノンって偉大だなぁと今さらながら思う今日この頃です。
















 


 
posted by iwajilow | 10:01 | だから戦争は嫌いだ | comments(1) | trackbacks(0) |
新たな「安全神話」?
JUGEMテーマ:日記・一般

昨日のお昼、オスプレイを廃止に追い込もうという沖縄の県民大会に呼応して
「国会包囲」アクションを計画されている方々が会見を開きました。

呼びかけ人の一人である東京大学の高橋哲哉教授は
「現状を変えるには東京・政府を変えなければならない。
本土の側が責任を果たすという意味で東京を変えるという運動が当然で
市民の声を結集して目に見える形で表すのが大事だ」と挨拶をされました。

高橋さんの言葉の中でなるほどと思ったのは
「オスプレイの事故原因を人為的ミスとして強行しようとしている。
政府も米軍も『安全だ、安全だ』と繰り返しているのは
もうひとつの『安全神話』だと思う」という言葉でした。

たとえ、事故が人為的ミスだとしても
そのちょっと人為的ミスが大事故を招いてしまうほどの作り
ということは人間工学的にダメだということではないですか?

例えはしょぼいかもしれませんが、人間工学というのはこういうものだと思います。
最近はとんと見なくなりましたが、昔テープレコーダーというものがありました。
このテープレコーダーというものはカセットテープに音声なり音楽なりを録音するというものです。
このテープレコーダーに録音するにはたいていの場合
PLEYボタンとRECボタンを同時に押さなければなりませんでした。
これは、もしワンタッチにしてしまうと、
誤って大事な録音の上に重ねてとってしまうのを防ぐためです。

もしワンタッチで、誤って前の録音を消してしまってもそれは人為的ミスです。
でも、人間工学的にありえるミスは想定して
それを防ぐ対策を採っていたわけです。
これ重要なことだと思います。

「安全だ、安全だ。パイロットが操作ミスをしたのだ」と言う権力側。
万が一、住宅街の上に落っこても同じ言い訳をするのでしょうか?

なんていうことを考えていたら
沖縄出身で「土地を返せ」という運動を30年間続けている人が
「オスプレイは皆さん反対していますが、私は普天間基地をさらに続けて使うことを許さない。
16年前に全面返還の約束ができいるのに、これは何なんだ」と怒っていました。

まさしくその通りだと思います。

ちなみに国会包囲アクションは
9月9日11時〜12時30分
国会周辺で計画されています。


28日正午過ぎ 衆議院議員会館

 

posted by iwajilow | 08:55 | だから戦争は嫌いだ | comments(0) | trackbacks(0) |
小沢氏無罪判決の影で
JUGEMテーマ:日記・一般


小沢さんの無罪判決については異論がありませんが
中身については問題ありありだと思います。

争いになっている「虚偽記載」について
証人となった筑波大教授の「虚偽記入にあたらない」などの意見などは完ムシしてあっさり認定しているし
なによりも「虚偽」捜査報告書に基づいて出された強制起訴についても「瑕疵はない」
としています。
ウソが前提で導かれた結論がどうして有効なのか僕にはよくわかりません。

ある学校にいかつい顔つきで体も大きい学級委員のよしひこ君という生徒がいました。
すごく厳しい風紀委員のあけみちゃんという女の子がいました。
普通の生徒の「のぶや君」がいました。

「よしひこ君が僕を殴った」と
のぶや君が言ってたとあけみちゃんにきいた先生。
よしひこ君を呼んで話しを聞くことにしました。
「よしひこ君、本当にのぶや君をぶったの?」
「僕、やってません」
「本当?」
「僕やってません」
するとあけみちゃんが横から来てこういいます。
「先生、私ウソ付いちゃった。のぶや君は『よしひこ君にぶたれた』と言ってません」
先生はこういいます
「のぶや君は学級委員だけど乱暴者だから本当にぶったかもしれない。もっと問い詰めてみましょう」
「のぶや君、ぶってないなら証拠出して」
「のぶや君、あなた学級委員なんだから、なんでこういうウソをつかれたのか、説明する責任があるんですよ」

書いていてわけがわからなくなってきました。
申し訳ありません。

きっと判決は各方面にいろいろとご配慮されたのでしょう。。

さて世間がその無罪判決で盛り上がっている間、これはトップニュースだろうという
ニュースがここぞとばかりに放出されました。

個人情報法に違反 真部局長ら防衛相が処分
琉球新報 4月27日(金)9時45分配信
 東京】田中直紀防衛相は26日、米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市長選への介入と受け取られかねない「講話」をした真部朗沖縄防衛局長を同日付で防衛省訓令に基づき訓戒処分にした。同日、同省が正式発表した。講話に関わった職員5人も注意や口頭注意とした。真部氏の更迭は見送り、処分に伴う人事異動は行わないとした。同局が作成した職員と親族の有権者リストで、親族の続柄や人数が記載されていることについて個人情報保護法に違反するとの認識を示した。
 防衛省の検証チームがまとめた調査報告書によると、講話で特定立候補予定者への投票を促す発言はなく、政治的行為の制限を定める自衛隊法、公務員の地位利用による選挙運動を禁止する公職選挙法のいずれにも「違反する事実は確認できない」と結論付けた。
 一方で、講話について「服務規律の範囲を超えるとの誤解や批判を受けかねない」と指摘。真部氏の行為を「職務上の注意を欠くもの」とした。
 リスト作成のうち、親族に有権者がいる職員分については「業務のために不必要とは言えない」とした。親族の続柄や人数をリストに記載したことは「必要な範囲を超えた」と判断。行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律に違反していることを認めた。個人情報の管理について真部氏の指導監督が不十分だとした。
 過去の類似事例については、明らかになっている2010年9月の名護市議選前の同年8月の「講話」以外はないと報告した。


ミサイル発射 公表遅れは準備不足 政府検証 米情報一斉通報を
   2012年4月27日 東京新聞 朝刊
 政府は二十六日、北朝鮮の弾道ミサイル発射情報の公表遅れに関して、政府内の準備が不十分だったと認める検証結果報告を発表した。
 報告は、十三日午前七時四十分、米軍の早期警戒衛星に基づく発射情報が防衛省と野田佳彦首相や藤村修官房長官らに別々に伝わった時点で、関係機関に「一斉通報されるべきだった」とした。
 田中直紀防衛相が午前八時、日本に影響ないと判断して藤村氏に電話で伝えたものの、同十六分まで首相官邸の危機管理センターに伝わらなかった問題については「防衛省が閣僚レベルと同じ内容をセンターに行うべきだった」と指摘した。


署員の事件隠蔽 前磐田署長を懲戒免職 5人書類送検
    2012年4月27日 中日新聞
 窃盗や盗撮といった署員による事件を隠蔽(いんぺい)したとして、静岡県警は二十六日、犯人隠避の疑いで、磐田署の松嶋勝己前署長(58)=警務部付=ら当時の署幹部五人を書類送検。松嶋前署長を同日付で懲戒免職にした。岩崎敏警務部長は県警本部で会見し「県民の信頼を裏切ることはあってはならない。大変申し訳ない気持ちです」と陳謝した。
 ほかに書類送検されたのは、副署長(56)、交通地域担当次長(47)、地域課長(56)と定年退職した六十代の刑事生活安全担当次長(いずれも当時)。
 書類送検容疑では、五人は二〇一一年二月、磐田市内のパチンコ店で署員が起こした盗撮事件を把握しながら、捜査しなかった。松嶋前署長は「もう少し待とう」と呼び掛け、主導的な役割を果たしたとされる。
 刑事生活安全担当次長以外の四人は一〇年五〜十二月にも、同僚から一万円をだまし取った署員と、寮の同僚の部屋からテレビとゲーム機を盗んだ別の署員を捜査していなかった。いずれも県警本部に報告せず「一身上の都合」などと辞表を書かせ、犯人を隠避したとされる。
 松嶋前署長は「客観的な証拠がなく立件が難しいと思った。本部に報告をすると時間がかかるため、すぐに辞めてもらう方がいいと判断した」と容疑を認めている。


どれもこれも平時だったら相当大きなインパクトです。
まさかこの日を狙って発表したわけじゃないでしょうねぇ。。

さてそういった中で僕が一番、気にしていたのは東京大空襲裁判の控訴審判決でした。

補償してほしいとい原告に厚労省は「空襲で空から降ってきた爆弾は雨や雪みたいなもの」と言っていたという
言葉が忘れられませんでした。

この裁判で原告は「軍人、軍属は恩給で補償しているじゃないか、自分たち空襲被害者も同じように補償してほしい」
と訴えていました。

しかし結果は控訴棄却でした。

東京大空襲の損害賠償訴訟、原告が二審も敗訴 朝日新聞 2012年4月26日1時51分
1945年3月10日の東京大空襲による被害者や遺族ら計113人が、謝罪と1人あたり1100万円の損害賠償を国に求めた訴訟の控訴審判決が25日、東京高裁であった。鈴木健太裁判長は、請求を退けた2009年12月の一審・東京地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。原告側は上告する方針。
東京大空襲では一晩で約10万人が死亡したとされる。原告側は、旧軍人・軍属や原爆被害者らには手厚い援護・補償があるのに、空襲の被害者に何の補償もないのは不平等だと主張。救済のための法律を作らなかったとして、国の責任を追及していた。
高裁判決は「多くの被害者の中から救済対象者を選ぶのは困難であり、立法を通じて解決すべき問題」とした一審判決の基本的な考え方を踏襲した。
そのうえで、国のこれまでの救済対象が不平等かどうかを検討。これまで50兆円以上の国費が支出された旧軍人・軍属との差について「不公平と感じることは心情的には理解できる」と述べつつ、全国各地に補償を受けていない戦争被害者が数多くいることから、原告らが不合理に差別されているわけではないとした。


判決はこういっていたそうです。

「軍人軍属は国が使用者の立場から補償した。国の命令によって命の危険にあったのだから、
一般市民に恩給がなく、軍人軍属に恩給があることが不合理とはいえない」

なんか変だなぁと思いました。

つまりこれってこういうことと違いますか?

「原発事故のとき対応に当たった自衛隊員や消防隊員は国や自治体の命令を受けて職務にあたったのだから
被曝した場合、補償をする。しかし一般市民は国との使用関係はないのだから知りません」

僕らは何のために税金を払っているのでしょうか?

たぶん「富の再分配」や「福祉」というのはあくまで建前で
お役人さまの生活保障のために税金を支払っているだけなんですね。

本当にこの国は建前と現実が乖離しすぎています。 






25日東京地裁前

posted by iwajilow | 04:03 | だから戦争は嫌いだ | comments(1) | trackbacks(0) |
一晩に十数回トイレに行きます
JUGEMテーマ:日記・一般

福島の子どもたちの医療費の無料化が見送られたそうです。
「風邪なども含めて福島の子供だけ無料にするのは説明がつきにくい」そうです。

放射能の影響は免疫系に出やすく、チェルノブイリの子供たちは風邪などをひきやすい、という報告はデマだということなのでしょう。さすが科学的知見に富んだお役人様だ。原発から30前幣緡イ譴討い譴舒汰瓦世辰童世辰討燭發鵑諭J‥腓了匐,燭舛風邪をひきやすいなんて事はあり得ないわけだから、風邪の診察を無料にするわけにはさすがにいかないっすよねー。まさか自分たちが「影響がない」と言ったから健康被害は認めないってわけじゃないですよね?

でもこういう考え方ってすごいなぁと思います。きっとお役人様の身体はぜーんぶパーツパーツに分かれているので、決められた場所(例えば甲状腺)以外の機能に影響が出るなんてこともあり得なくて、しかも数値的にも問題ない値なので、健康に影響が出る事もないのでしょう。人間って、そんなふうにしゃくし定規に出来ているとは知りませんでした。きっと彼らには血も通ってないんだろうなぁ。。。

福島の子の医療費無料化を断念 首相、財源困難と判断
 
 野田佳彦首相は、福島県内の18歳以下の医療費無料化を断念する方針を固めた。福島県からの要請を受けて検討する考えを表明していたが、財源確保が難しいと判断した。近く県側に伝える。
 東京電力福島第一原発事故の影響で子どもの放射線被曝(ひばく)への懸念が強まっており、福島県の佐藤雄平知事が無料化を求めていた。県外への人口流出を防ぐねらいもある。首相は今月8日に福島県を訪れた際、「政府内でしっかり検討したい」と表明していた。
 野田政権は必要な経費を年間100億円弱と試算したが、医療費が膨らむ可能性も指摘されていた。政権内で検討した結果、無料化で増える受診に対応する医師の確保が新たな問題点として浮上。福島県外の住民との公平性からも難しいと判断した。復興対策本部の幹部は「額はそれほど大きくないが、風邪などの医療費も含めて福島だけ無料にする説明がつきにくい」と話す。
2012.1.22 asahi.comより


さて20日に行われたチチハル毒ガス事件裁判の公判では、被害者の方も証言台に立ちました。

王成さん(事故当時23歳)という中国人男性です。この方も免疫系への影響を訴えていました。

彼はそれまでチチハルで廃品回収の仕事をしていました。
2003年8月4日は李貴珍さん(当時31)という友人に「手伝ってほしい」と言われ、手伝いに出かけました。

いった先には大きなドラム缶が5つ置いてあってドラム缶の中から泥や液体をひしゃくでくみ出すという仕事を手伝いました。実はこれが旧日本軍が捨てていった毒ガス剤入りのドラム缶でした。「鼻を突くようなカラシのようなにおいがした」そうです。しかし現場の人たちにそういう認識はなく「ディーゼル油だと思っていた」そうです。

この液体は作業をしている王さんの身体にもつきました。王さんは右足の甲のあたりに液がついたと言います。

およそ2時間で作業は終わりましたが、それから数時間して王さんの体に異変が起きてきます。

「息苦しさ、吐気、目の痛みが出てきた」

彼はそのまま入院することになります。
しかし快方に向かいません。

「目が痛くて開けられなくなって、吐気がしてきた。足の指の間の関節が痛くなってきて、水泡ができた」。この水泡は右足の甲のあたりにでき、その大きさは15センチから20センチくらい、の黄色いもので臭いにおいがしたそうです。

病院では水泡を潰して膿をだし、腐乱した肉を取り除いて薬を塗るという治療を続けましたが良くならず、結局皮膚の移植手術をします。移植手術は2回行われました。1回目は左足の皮膚をとって足の甲に移植、2回目は右足の皮膚をインノウに移植しました。

そうしているうちに現場で一緒に働いていた李貴珍さんが亡くなったそうです。
「彼と同じような運命になるのかと思ってとても怖かった」と王さんは言います。

かれは現在も肺気腫、喘息の所見が示唆されているそうです。そして咳止め、解熱剤、炎症止めなどの薬を常用しています。それでも息は苦しく、痰も出て1カ月に1回は風邪をひき、高熱が1週間くらいは続くそうです。

現在も疲れやすくて仕事ができないと言います。

―どのくらいで疲れてしまうのですか?
「十数分です」

―どんな仕事ですか?
「床を掃いたり、掃除したりです」

―どんな状態になるんですか?
「息が苦しくて上がってこなく、心臓がドキドキします」

そして僕がなにより驚いたのは尿意です。
夜寝ている時に頻繁に尿意をもよおすそうです。

―一晩にどのくらいトイレにいくのですか?
「十数回です」


さて、本日はたくさんの注目の公判が開かれるのですね。

最高裁では光市母子殺害事件の弁論が開かれます。
東京高裁では、警察の裏金を告発しそののち公務執行妨害で逮捕され免職になった元警察官、大河原宗平氏の公判が10時15分から824号法廷で、このブログでも紹介した大高さんの裁判が東京地裁で13時30分から426号法廷(警備法廷のため13時より傍聴券抽選)で開かれます。

残念ながら僕は別件で埼玉に行っていてみられないんですね。ご興味のある方、ぜひ裁判所に足をお運びください。
posted by iwajilow | 07:19 | だから戦争は嫌いだ | comments(2) | trackbacks(0) |
2011.8.15ヤスクニ
JUGEMテーマ:日記・一般

終戦記念日の昨日、例年と同じくヤスクニに行ってきました。
今年は曜日のせいでしょうか例年よりは人出が少なく感じました。
しかし相変わらず警備はものすごいですね。


地下鉄九段下駅の出口 



さてそういった中、ひときわ聴衆を集めていたのがヒゲの佐藤隊長、自衛隊の組織票で、もとい、自衛隊出身でみごと参議院議員になった佐藤正久氏でした。

氏は韓国に行って入国拒否されたことを演説されていました。その中で「まず、行動することが大事だ」というようなことをおっしゃっていましたが、こと外交については僕は全くそのように思いません。

外交というのは、自分が取ったアクションに対してどういうリアクションがあるのか、どういう影響があるのかあらゆることを想定してからアクションを起こすものではないかと思います。それを、何も考えずにやってからどうなるかなんて、大学生のバックパックじゃないんだから、勘弁してください。「ありとあらゆることを考えて実行に移した」と言うのであれば支持できますが、「考えるよりやってみた」なんてかけごとのような考えにはとても賛同できません。この佐藤氏の考え方は補給線も考えずにただやみくもに暴走していった太平洋戦争当時の軍部の考え方を彷彿させました。



佐藤正久議員

例年よりも他人の少なかったせいかコスプレーヤーの皆さまもあまり発見できませんでした。明らかにそっち側の人だなぁという方々たくさん見かけました。










終戦の日を迎え、改めて戦争で亡くなった方のご冥福をお祈りします。今も世界のあちらこちらで武力が使われています。そしていつも犠牲になるのは弱者です。一日でも早く世界から戦争がなくなることを心から願っています。


posted by iwajilow | 09:29 | だから戦争は嫌いだ | comments(0) | trackbacks(0) |
「空襲は自然現象だ」by厚労省
JUGEMテーマ:日記・一般

66回目の終戦記念日の前日の昨日、一般国民だって空襲で大きな被害を被ったじゃないか。当然、国が補償すべきでしょう。補償するために救済法を作ってくれ。という全国空襲被害者連絡協議会=全空連の結成1周年の集いがありました。

軍人、軍属の戦争被害者に対しては国はこれまでおよそ52兆円もの巨額なお金で補償してきています。ところが空襲被害にあった一般国民にはビタ一文払っていません。さすが、ですね。要するに軍人だったり軍属に対しての公務員優遇政策です。この国は戦前も戦後も何一つ変わってない。

96歳になる全空連名誉顧問の杉山千佐子さんが挨拶をされました。非常にしっかりとされた方です。

「私は1915年に生まれました。まだ気は若い(笑)。いくつになるんでしょうね。自分じゃ若いと思っています。でもこの頃は目も見えません。耳も聞こえません。鶯の声もアヒルの声のように聞こえます(笑)。

この会も出来て1年が経ちました。ようやくヨチヨチ歩きはじめました。まだおめでとうとはいきませんね。

私たち60数年前にあの激しい空襲に倒されたもの、命を失ったもの、傷ついたもの。引っかき傷じゃありませんよ。炎に全身を焼かれケロイドです。地獄です。今もって地獄が続いております。私たちに戦後はない。

40数年前、補償をしてくれと、私が一番最初に言いに行ったとき、『お前は一人で来たのか。こういうものは国民運動にしろ』と言われました。国民運動って何だろうと思いながら帰りました。

一人の力は弱いですね。いつの時も門前払い。最初に賛同してくれたのは社会党でした。そのうち野党全部。でも強い自民党が立ちはだかりました。

『お前たちと国との雇用関係はない。(だから補償しない)』と言われました。私たちは給料も貰わずお国のために命がけで働いたんですよ。

『内地は戦場じゃなかった』。じゃあ、あの雨あられと降ってきた爆弾は何だったんでしょう。『今、お前が言った通り。雨あられ、ありゃ自然現象だよ』。厚生局長がいいました。あの空から降ってくる焼夷弾、爆弾、すべて自然現象だそうです。

でももう知らんぷりはできないですよ。『国とは雇用関係がないから』と誰が聞きますか。今度こそ戦後援護法を成立させて、救われたい思います。救ってください。

お盆です。喜びを持って帰れるんですね。いよいよ援護法ができる。悲しみにくれて逝った友人たちも喜んでくれると思います。頑張りましょう」


杉山千佐子さん

原爆被害者で作る被団協の代表の方はこんなことを話していました。
「生きている原爆被害者には少しの補償があるが死んでいった人に対しては何の補償もありません。受忍政策はどこから出ているのか。日本の統治機構、官僚の中に生きているのです。それは行政の中、裁判所の中でも生きています。その受忍の思想を変えさせなければいけません。

戦争被害者は等しく受忍するのではなく、等しく保障されるべきです」

平和フォーラム事務局長
「国は何のためにあるのか。国民のためにあるので。国のために国民があるのではありません」

首藤信彦議員の話を聞いていて、その当時日本は国民を人間の盾にしていたのではないかとも思いました。

「未だに空襲に対する科学的分析はほとんどなされていない。アメリカは予想以上に被害が大きかったと言っている。これは日本がきちっとした防御態勢をしてこなかったからです。例えば軍需工場から国民を分離しなかった。軍事施設から国民を分離しませんでした。まさに政策が誘導し政府が何もしなかった不作為です。政府にこそ全面的な責任があります」

空襲被害者というのは国の行った政策の犠牲になり、家を失い働き手を失い、ある者は障害者となりその上何の補償もされず、ただ放り出された人たちだと理解しています。そして国は軍人、軍属は補償するが、素手で立ち向かわざるを得なかったあるいは逃げまどうほかなかった人に対しては等しく耐え忍べ、としています。

しかし、この集会にも民主党、みんなの党、社会党、共産党の方はいらしていましたけども、自民党の代議士の方ってみないですね。

posted by iwajilow | 09:17 | だから戦争は嫌いだ | comments(0) | trackbacks(0) |
米兵に妻を殴り殺された
JUGEMテーマ:日記・一般

先週の金曜日、東京高裁で米兵に妻を殴り殺された夫が、
米兵と国に対して損害賠償請求をしている事件が結審しました。
一審で横浜地裁は米兵に対する損害賠償は認めたものの国対する請求は棄却しました。

原告の夫は、殺人の訓練を受けている米兵を野放図にしていることについて
国にも責任があるだろと、こんな事件はこれまで何度も繰り返されているではないか、
とこの地裁判決を不服として控訴していました。

僕もこの裁判は何度か傍聴していましたが
ものすごく痛ましい事件です。

日本が今も占領されていることを身にしみて感じる事件です。

そのご主人の最後の意見陳述をいただきましたので
ここに掲載させていただきます。

「平成17年9月、私と好重は横須賀に新築のマンションを買って引っ越しました。新しいマンションでの生活は、今思い出しても、本当に幸せいっぱいでした。私は前の妻とだいぶ前に離婚しており、好重も前の夫と死に別れておりましたので、お互い家庭生活には恵まれていませんでした。

そんな中、50代半ばを過ぎて新たな人生の伴侶を見つけ、二人で一緒に生活していけることが、とても嬉しく、幸せだったのです。好重は大喜びで毎日が楽しいと言って、本当に元気に暮らしていました。

好重が『やまちゃん、ありがとう。私は生まれてこれまでの中で今が一番幸せよ。長生きしてね」と言ってくれた事を思い出します。

しかし幸せな生活は長く続きませんでした。新居に引っ越してから4カ月もたたない平成18年1月3日、好重は自宅のすぐ近くでリースという米兵に殴り殺されてしまいました。

その日の朝、好重は私の食事の支度とお弁当を作ってくれました。私は仕事が休みだったので横になっていました。好重に『仕事にでるまで起きていようか』と言いましたが好重は『仕事で疲れているから寝てていいよ』といってくれました。これが私たちの最後の会話でした。

リースは好重を殴って馬乗りになってボクシングするように両手で顔面をボコボコに殴ったそうです。そして何も抵抗できない好重をビルに連れ込み激しい暴行を加えました。

倒れている好重の襟首をつかみ、壁に力いっぱい叩きつけ、振り回し、そしてフェンスにぶつけ血だらけになっている女性の顔面を足で踏みつけ、身体を踏みつけ6本の肋骨が折れ、それが内臓に突き刺さったということです。好重の遺体と対面したとき、好重の顔は目と目の間がぱっくり割れて骨が見えていました。顔がパンパンに腫れ上がり、鼻が落ち込んで、もはや人間の顔ではなくなっていました。

リースの刑事裁判を傍聴したとき、防犯カメラの音声が法廷で流れました。リースが『マネー』と怒鳴る音、好重を殴る音、好重の『いやぁ』『助けて』『助けて…』と叫ぶ声、その声にお構いなしにリースが好重を壁や金属の柵のようなものに打ちつける音、そして最後に息の根が止まるような『ううっ』といううめき声。あれが好重の最後の声でした。

私は傍聴席で泣きました。あの時、好重は私に助けを求めていたのです。しかし、私にはそれができなかった。どんなに好重が恐かったか、苦しかったか、それを思うとたまらない思いです。この悔しさ情けなさは一生消えません。

普通の強盗事件なら最初に好重を殴って抵抗しなくなった時点でバッグを奪って逃げるでしょう。しかし、リースの場合は違います。ビルに引きずり込んで殴るのに邪魔だからといってわざわざ好重の腕からバッグをはずしてまた殴り続けたのです。 バッグを奪うことが目的ではなく、殺すことが目的だったのです。

一審判決はリースが米軍で人殺しの訓練を受けた軍人であることを全く考慮していませんが、おかしいと思います。殴る蹴るだけの暴行で原形をとどめないほどのひどい姿にさせる、これは普通の人間にできることではありません。人殺しを専門に訓練している兵隊にしかできない仕業だと思いました。

米軍基地の周辺では特に深夜早朝の時間帯に酒を飲んだ米兵が他人に危害を加える犯罪が多発しています。米兵を監督する米軍が本気で犯罪をなくそうと思っていれば深夜早朝の外出や飲酒を制限すればいいのです。米兵犯罪の多くは横須賀基地周辺の地区で起きているので、そこをパトロールすればいいのです。しかし米軍や国は十分な措置をとってきませんでした。

リースは休暇が取れなかったことに不満を持ち、事件を起こす前から連日、バーに入り浸って深酒をする毎日だったということです。リースの上司はリースが朝まで酒を飲んでアルコールが抜けないまま寝不足で勤務を繰り返していたことに当然気付いていたはずです。

普通の会社でもそんなことが続けば、上司から注意をうけるのは当たり前です。まして米軍は軍隊なので厳しい軍規があるはずです。リースのような米兵が酔って犯罪を起こす可能性があることは予測できたはずです。リースに対して外出や飲酒の規制をすることは米軍の当然の責任ではないでしょうか。

米軍は日本を守るために日本にいるはずです。それなのに実際には日本人に対する凶悪犯罪を起こして日本人を傷つけ殺しているのです。好重はリースに声をかけられて親切に道を教えようとして殺されました。米兵を信用していた日本人に対してあまりにひどい裏切りです。

米軍基地を日本に於いている日本政府もリースが個人的な理由で越した事件だと言って責任逃れをしています。日本国民を守るはずの日本政府はなぜ被害者を救済せずに米軍に味方をするのでしょうか。米軍や国がきちんと対策をしていれば好重は殺されずに済んだのです。

好重が殺されてから5年以上経ちますが好重の事を思い出さない日はありません。好重が使っていたものは何一つ片付けていません。私はこの裁判で好重を返してくれと言いたいです。それができないのならば、せめて、事件を防止できなかったことの責任をとってほしいのです。

米兵犯罪が繰り返されるたびに米軍が好重の事件を何も反省していないのだと悔しい気持ちになります。好重の死はいったい何だったのだろうと思います。

二度と私たちのような被害者が出ないように、米軍や日本政府がしっかりした手立てをつくるような判決を出してください。こころからお願いいたします」

米軍はこういう犯罪が起きないようにするために何をしていたのでしょうか。リバティーカードプログラムというシステムがあります。米兵は青か白のこのカードを持っています。白のリバティーカードは午前0時以降外出禁止です。しかし青のリバティーカードを持っている者は選ばれたものとして午前0時以降も外出できます。

青のカードは「自分に責任をもてるきちんとした軍人だけが午前0時以降も外出許可を例外的に与えられる」という証です。上級上等兵曹、上級兵曹が検討委員会を通じて参謀長、艦長に推薦することで手に入れることができます。

ところが運用の実態は「日本に来たばかりの若い人は白い色。教育と訓練をうけた者は数カ月たったところで青いものに取り換えます」ということでした。

つまり言うなら試雇期間が終わったところで、取り替えるというレベルのものです。

当然、この犯人のリースも『選ばれたものの持つ』青のカードを持っていました。

日本政府がこういう運用実態を知らないわけないと思います。知っていても面倒だから、あるいは書面上は問題ないから何も手を打たなかったというのが実際でしょう。もし本当に何も知らなければ、ただの職務怠慢だと思います。しかし、これが職務怠慢にならないところがお役人様の凄いところだといつも感心します。

普通の仕事でこういった重大な被害が出れば「知らなかった」では絶対すみません。しかしお役人様はすんでしまいます。

僕は何のために存在しているのか分からない役所わざわざ存在することもないと思います。
posted by iwajilow | 00:34 | だから戦争は嫌いだ | comments(5) | trackbacks(0) |
中国人の命は軽いのか?
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中国人の命を軽いと思っているのではないと思いますが、こんな判決がありました。

栃木県西方町で06年、職務質問に抵抗した中国人男性(当時38歳)に発砲し死なせたとして、付審判決定を受け特別公務員暴行陵虐致死罪に問われた県警巡査長、平田学被告(35)に対し、宇都宮地裁は10日、無罪(求刑・懲役4年)を言い渡した。佐藤正信裁判長は「男性の抵抗は積極的で激しく、発砲は正当防衛に当たり、違法性はない」と述べた。

 判決は、男性が至近距離まで近づき、石灯籠(どうろう)の一部(重さ約3キロ)を平田巡査長の頭へ振り下ろそうとしたと認定。「生命・身体の危険があり、威嚇射撃のいとまもなかった」と判断、警察官職務執行法で許される発砲だったと結論付けた。検察官役の指定弁護士は「抵抗されて恐怖にかられ発砲した」と違法性を主張したが、判決は目撃証言などから「採用できない」と退けた。
(毎日新聞より)

この事件直後、警察は近所の人たちにマスコミが来てもしゃべるなと言って周っていったとか、
「正当防衛ですよね」と目撃者に念押ししていたとか、
いろいろなうわさを聞きました。
中国人男性は、警官に抵抗するのに木の小枝のようなものを
振り回していただけだといううわさもあります。

また警官は威嚇射撃もしていません。

なぜ空に向けて警告射撃を撃たなかったのか?
という質問に対して
「弾が落ちてきた時に危ないから」と
答えたと弁護士の方に聞きました。


さて、現在裁判が行われているこのこの事件はどうなんでしょうか。

事件が起きたのは2003年8月4日です。中国黒竜江省チチハル市内の地下駐車場建設現場から、旧日本軍が秘密裏に製造した毒ガス液 (イペリット液) の入った5つのドラム缶が掘り出されました。そしてこれに触れた市民43名が被毒、1名が死亡しました。

事件後、日本政府は中国政府に対して 「遺棄化学兵器処理事業係る費用」 として3億円を支出しました (うち9割が被害者らに交付されています。一人当たり約550万円となります)。
 
 しかし、毒ガス被毒の結果、被害者達の多くは、就労不能や経済的困窮に直面しており「毒ガス被害者」 というラベリングをされ、差別、家庭崩壊、離婚などの社会的不利益を受けている。さらに、子供達は、成績低下、不登校、いじめを受ける。毒ガスの被害のメカニズムは未だに明らかになっていない。被害者は将来の健康被害に怯えているなどを理由に弁護団は、政府に対して人道的観点から  医療ケア、∈治治療、就学援助や生活補償の制度設計、 中国国内の毒ガスの早期発見と除去などの政策形成を求めました。

しかし国から誠意ある回答を得られなかったため2007年1月25日、日本政府を被告として、被害者一人当たり約3300万円の支払を求めて、国家賠償請求訴訟を提起しました。しかし一審は国の法的責任は認めがたいとして請求を棄却しました。(参考:NPJ)

昨日、東京高裁でこのチチハル毒ガス事件の控訴審第2回口頭弁論が開かれました。

法廷に現れたのは深い緑のセーターを着たやせた小柄男性。二人の子供の父親の薫粉宏さんです。1966年生まれの44歳。事件当時、子供は9歳の女の子と4歳の男の子でした。子供の学費と家を建て替えるお金を稼ぐためチチハルに出稼ぎに来ていました。


そして2003年8月4日、マンションの工事現場で測量をしているときに毒ガスの入ったドラム缶にめぐりあってしまったといいます。

「4日の夜、両足に赤い斑点が出て痛みとか弓がひどくなり、翌朝には黄色い水泡に変わっていました。驚いて病院へ行き点滴を受けてから工事現場へ帰ると、当たりいったいが封鎖されており、現場の人に人民解放軍の203号病院へ行くように指示されました。


左足と大腿部とふくらはぎ、右ひざ、右腕に水泡ができました。特に左足がひどく水泡とその周りを肉ごと削り取られました。削り取った部分からは、肉がぴくぴく痙攣するのが見えました。周囲の皮膚を引っ張って縫いあわせるという手術を受けました。しかし縫い合わせたところから液体がにじみ出てきてよくならず、またその部分を削り取って皮膚を引っ張り合わせます。これを3回繰り返しました。その痛さにいつも涙が出てとても耐えられませんでした」


薫さんは100日間入院して11月に帰省しました。そのときは少し休養すれば元通り元気に働けると思っていました。ところが1年休んでも2年休んでも体はよくなりませんでした。
少し働くと疲れてしまい、顔中に汗をかき、動けなくなってしまうそうです。


今、子供たちを学校にいかせてあげられるのか心配だといいます。


「私は自分が中学校を卒業できなかったので子供たちには学校のことで不幸な思いをさせたくなかった。そのために一所懸命働いたのに、まったく働けない。稼げない。事故で失ったものの大きさを痛感しています」


薫さんはこういいます。


「私の願いは身体を元通りに戻したいということです。働けるようになれば、なんとkなると思うのです。それが叶わないなら、せめて日本政府は私たち被害者が安心して暮らせるように配慮してほしい。医療と生活を保障して私たちを安心させてほしい。被害者を代表して、この思いを裁判所に託します」
 

posted by iwajilow | 11:09 | だから戦争は嫌いだ | comments(2) | trackbacks(0) |