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命あるうちに救済を!首都圏アスベスト訴訟
JUGEMテーマ:日記・一般

「すでに提訴から5年81名の原告が亡くなっています。命あるうちの解決を求め
早期に国と企業は責任を認め亡くなった方に謝ってほしい」
東京高裁の前に集まった原告団はそう訴えました。

今日、午後から首都圏アスベスト訴訟の控訴審が東京高裁で行われます。

それに先立ち、東京高裁前で集会が開かれました。

アスベスト訴訟では去年12月に東京地裁で判決が下され、国の法的責任は認めたものの
一人親方など零細企業を救済せずまた建材メーカーの責任を免責するなど原告一部勝訴にとどまり、原告側が控訴していました。

今日、第1回控訴審では3人の原告が意見陳述に立つそうです。

弁護団によれば一人親方の方は働く者の命と健康を犠牲にして多大な利益を上げた建材メーカーの法的責任を免責にしたことは到底許せないという訴えをするそうです。
また当時、現場で働いていた大工さんはすさまじいアスベスト粉塵の中で働き
54歳で石綿肺になり以来働くことができず、高校生中学生の3人の娘を抱える言葉にならない不安を、遺族代表者は36歳で亡くなった夫の無念と5歳の息子、2歳の娘を抱える妻の悲しみを訴えるということでした。

弁護団長は「控訴審は短期決戦です。すべての被害者の救済のためにともに頑張りましょう」と訴えていました。

建前でなく弱者の立場に立つ裁判所であってほしいと願うばかりです。


12時過ぎ 東京高裁前




posted by iwajilow | 12:32 | 日本“公害”列島 | comments(0) | trackbacks(0) |
助けてください…風力発電近隣者の訴え
JUGEMテーマ:日記・一般

山口県の方からこんなメールをいただきました。

「平生町に1500kwの風車が7基あります
そのうち5号基が私の家の600m上にあります、
家は二重サッシにしてくれたのですが、騒音は風の強い日はたまりません
田畑は家より風車に近く仕事になりません、現在やめています

4世帯が特にひどいのです。行政を恐れて声をあげないのです
家、をすてて逃げなければならないのです」

以前、風力発電の取材をしたことがありました。

http://blog.iwajilow.com/?eid=720105

土地の少ない日本の場合、風車と民家の距離が近く
そのために様々な弊害が起こっています。

騒音だけでなく、夕方、風車の影が家の中で
クルクル回ると気が狂いそうになるとも言います。

低周波で窓がガタガタ震えるといいます。

それが24時間、365日続くとなるとぞっとします。

メールを下さった方から、先日電話も頂きました。

「苦情を言っても何も相手にしてもらえません。
ああ言えばこう言って、何もこちらのいうことを聞いてくれずに
二重サッシにしたので『解決済み』だというのです。

切れ目のないゴン、ゴン、ゴンという音。
窓ガラスがビリビリいいます。
頭痛、めまい、不眠症 二重サッシにして音は少し収まりましたが
外での作業はできません。農作業はできません。

血圧が上がる。安定剤と睡眠薬ともらっています。
心が凹んでしまうのです。

風力発電はいいものではありません。
私は9代目ですがもう土地を捨てて逃げようかと思っています。

うちの向かい側に上関原発の予定地がありますが
マスコミはそちらの取材はしてくれますが
風力発電の問題は扱ってくれません。

苦情を言っていると村八分になります。
先日も75歳の人に「国策ぞ」と怒鳴られました。

助けてください」

posted by iwajilow | 08:36 | 日本“公害”列島 | comments(0) | trackbacks(1) |
反省なき官僚…B型肝炎訴訟に思う
JUGEMテーマ:日記・一般


先日、ある元大臣にお話を伺った時に
「日本の官僚は絶対間違わないと思いこんでいる。それが日本をダメにしている。日本の国民はそのことにすでに気が付いているけど、 官僚は気が付いてない」と話していました。

僕は、数々の裁判のことを思い浮かべてその話を聞いていましたが
それは裁判だけでなく、全ての事に当てはまるような気がしています。

このB型肝炎訴訟もまさにそんな例の一つなのだと思います。

元大臣はこう言っていました。

「官僚が自分たちも間違うときちんと反省しないと、間違いは次から次へと繰り返されます。しかし残念ながら反省しているとはとても思えないですね」

たぶん、今回も何一つとして反省してないのでしょうね。。。

以前、肝炎の事を書いたブログはこちらです。

<B型肝炎訴訟>和解基本合意 闘病の原告、首相謝罪に涙
毎日新聞 6月29日(水)7時34分配信

 「苦しかったけど、生きていて良かった」。原告・弁護団と政府が28日、基本合意に調印したB型肝炎訴訟。苦しい病と闘いながら、国の責任を追及してきた原告らは、菅直人首相から謝罪を受けると感極まった様子で涙を浮かべた。集団提訴から3年余りで勝ち取った患者救済への道筋。原告らは「ようやくここまで来た」と、法廷では見せなかった穏やかな表情を浮かべた。

 

posted by iwajilow | 09:40 | 日本“公害”列島 | comments(0) | trackbacks(0) |
肝臓にメスを入れた瞬間に白い膿がピュッと出た…カネミ油症事件・未だ救済されず
「まさか国が被害者を捨てるとは…。何か国民にあれば国は率先して国民を助けると思っていました」

16日(土)、カネミ油症の被害者の方々が救済を訴える集会が東京で開かれました。

<カネミ油症>被害者が市民集会で訴え「子孫にも影響」
毎日新聞 10月16日(土)20時23分配信

 食用油にダイオキシン類が混入し1968年に西日本一帯で起きた食品公害「カネミ油症」の被害者救済法制定を求める市民集会が16日、東京都内であった。福岡・長崎・高知在住の被害者10人が参加者約140人の前で、子や孫にも影響が及ぶ健康被害を訴えた。

 長崎県諫早市の患者、下田順子さん(49)の長女(21)は初参加し「油症を知らない同世代に被害を知らせたい」と語った。けがや風邪が生まれつき治りにくく病院通いが続いた。高校時代に2世患者と聞き、次第に「自分の言葉で訴えたい」と考えたという。下田さんも「私は骨・内臓・神経系、あらゆる病気に苦しんだ。命のバトンとともに猛毒も(子に)引き継がれる」と涙声で話した。

 患者の健康被害は婦人科系疾患やがんなど今も全身に及ぶが、公的救済策はない。患者や支援者は、健康管理手当支
給などの救済法制定を訴えている。

このライスオイルはこういうふうに宣伝されていたそうです。

「皇后陛下も食べています」「風呂上りや洗顔の後に顔や手足に塗るとさっぱりとした気分になります」「一日一杯飲むと高血圧に効きます」「美容と健康にいい」(10.16カネミ東京集会決議より)

しかし、ライスオイルの作られている過程で猛毒のダイオキシン類が混入しました。まさか毒が入っていると思わない被害者の方々はこの油を使って天ぷらを作ったり炒めものをしたりしていました。そして、被害者になりました。ダイオキシン類を直接食べた人類で初めての被害です。

最初は「米ぬか油を天ぷらやいためものに使った人が体中に吹き出物が出た」ということでした。その後、米ぬか油の症状を訴える母親から生まれた赤ちゃんは色素沈着があり、皮膚がカサカサしてはげ落ちる「黒い赤ちゃん」だと報道され大きな社会問題となっていきました。

しかし、およ1万4千人が被害を訴えているものの、被害患者として認定された人は2,000人弱です。素敵なことに認定されると23万円の一時金が支給されます。あとは一部医療費が補助されるだけです。国からの支援などは一切ありません。医療費免除などももちろんありません。

「胃がん、慢性膵炎、C型肝炎、腸閉塞、肝機能不全、消化管出血、クモ膜下出血、高血圧症、脳梗塞、不整脈、慢性心不全、吹き出物、緑内障、中耳炎、自律神経失調症、糖尿病、膀胱炎、甲状腺腫瘍、髪の抜け毛、気管支炎、副鼻腔炎、椎間板ヘルニア、間接リウマチ、手足のしびれ」
これはある一人の被害者の診断書の病名だそうです。(10.16カネミ東京集会決議より)


被害者の方がその思いを訴えました。

「カネミ油症事件は慢性毒性だという恐ろしさを理解してほしいと思います。1回や2回食べてもどうってことないんです。食べてすぐに体調を崩せばわかるんです。でもそうではないんです。少しずつおかしくなっていくんです。

だんだん爪が黒くなってきました。歯ぐきから血が出るようになりました。眼ヤニが多くなってきて、最後の方はセメダインのように張り付いてしまいました。背中や顔に物凄い吹き出物ができて化け物みたいになりました。

私の母は1年半後に原因不明の40℃の熱を40日間出し続けて死にかけました。ある医者に『肝臓ではないか?』と言われ、このまま死を待つよりはと手術をしました。

医者が肝臓にメスを入れた瞬間に白い膿がピュッと出たそうです。肝臓に大量の膿がたまっていました。触るとザクッザクッと音がしたそうです。『肝臓に石がたまるなんて初めて見た』と言っていました。

手術の後肝炎になりました。全身の震えが止まらず、ベッドがガタガタ揺れました。6人部屋だったので周りの人が眠れないと、父が母の上に乗って押さえつけていました。それでも震えでベッドが物凄く揺れました。いろいろな症状を抱え1年2カ月入院しました。

体から毛という毛が抜けた人もいます。まつ毛も鼻毛も抜けました。ハナジが止まらなくなったまま中学2年で亡くなった女の子もいます。黒い赤ちゃんで生まれた子は高校2年で白血病で亡くなりました。

私の子供もずっと乳がんのような症状を持っています。良性だということで様子を見ていますが、日常的に体がきつくて足が腫れたり、体が腫れるようなことがあります。

私たちの症状は医者は治してくれませんから、特に子供のためには良かれと思うことをすべて試しています。

慢性毒性だからこそたくさんの人が罹患してしまいました。日本は慢性毒性に対する危機感が全くないと思います」

「昭和43年、小学校に入学のころライスオイルを食べました。直接食べました。42年間、鼻からの出血、全身の倦怠感、そのほか全身のありとあらゆる病気にかかり毎日毎日苦しみぬいて生きてきました。42年経った今も治るどころか2世、3世にも不可解な症状が現れています。親が味わった苦しみを味わっています。

昭和から平成になるときに子供が生まれました。肌が浅黒く生まれ、生後一カ月から中学校まで病院に通いづめでした。親も子も泣きながら病院に通いました。カネミの影響がゼロであってほしいと願って出産しましたがそれは夢でしかないのかと泣いたこともありました」

「私は平成元年生まれです。生まれた時から病弱でした。よく風邪をひいてよく怪我をしました。体がきつく、鼻血がいつも出て止まりにくい。怪我も治りが悪い、風邪をひけば長く寝込みます。一年中が体調が悪いのです。中学校の頃は休むことが多く、どうしてこんなに風邪をひいてしまうのだろうと考え込みました。

高校1年の時にカネミのことを始めて詳しく聞きました。自分の不調の原因がわかり少しホッとしましたが、この後からだがどうなるのか、心配になりました。少しでもカネミのことを知ってもらいたいと思います。私のように2世3世もたくさん被害者が苦しんでいます」

「43年間本当に苦しかった。私の家族は4人でみんな認定患者です。発生8年後、夫が亡くなりました。後は家族3人で暮らしてきました。子供は当時4歳と2歳でした。2歳の子は全身が鳥肌みたいになりました。上の子は歯が茶褐色になってしまいました。歯医者に連れていくと病気ではないと言われました。しかし小学校に上がるころには歯がボロボロと軽石みたいになり、兆っ学校で差し歯になりました。

子供には『母さんに毒を食べさせられた』と責められます。『あんただけじゃないよ、私も食べたけん』と言いますが、どうしていいのかわかりません」

「当時28歳でした。43年間続くとは想像もしていませんでした。一見健康そうに見えますが、一回病気したら元気になるのが遅いんです。急変するんです。私も甲状腺のガンをやりました。良性と言われていたのが半年もしないうちに悪性に変わって、開けてみたら副甲状腺にまで転移していました」

「家族は3人です。主人は健康そのものでしたが被害にあってからは体調を崩して病気のデパートになりました。便秘がちで腸の調子が悪いと思って病院へ行ったら検査結果が大腸がんでした。

手術してみたら、腸から肝臓にがんが転移していました。1ヶ月前の検査では肝臓は異常なかったのにです」

しかしこれまで国はこの事件は公害でなく食中毒事件だということで救済をしないとしています。また救済してしまったら、際限なく救済範囲が広がる可能性があるとも言います。原因企業が責任を取れってことです。しかし、被害規模に比べてカネミ倉庫は規模が小さすぎてとても補償できないと言われています。

水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく…。国民の健康をよそに追いやっといたツケがどんどんまわってきます。今も見て見ぬふりしているモノが結構ありますけど、これも顕在化してきたときに国は「際限なく広がる可能性がある」と救済を拒むのだろうなぁと想像します。

posted by iwajilow | 07:06 | 日本“公害”列島 | comments(2) | trackbacks(0) |
水俣病も重要ですが、こちらも看過できません。風車のそばに住む人々…。
「音が異常で歩けなくなりました。体が硬直したようになり食事の支度が精いっぱい、掃除はできなくなりました。10基回り始めた時は死ぬかと思いました。頭が重く、耳の後ろが腫れてきました。

視野が狭くなり、目の前がよく見えません。膝にも痛みが出て歩行困難になりました。脳が疲れ今までできていたことができなくなりました。口の中に血がたまるようになりました…」


30日(金)大井町で風力発電を考える全国集会が開かれ、これはその時に読み上げられた風車のそばに住んでいるおばあさんからの訴えです。

なぜか「地獄への道は善意で敷き詰められている」という言葉を思い出してしまいました。

風車を設置する側はもちろん善意をみせてくれています。風車の近くに住んでいる人には防音対策をとって下さるところもあります。

「かなりの効果があるのでエアコンと二重サッシを付けさせてくれといわれました。エアコンと二重サッシを付けた後でも誠実に対応するからと言われ付けたものの、音は小さくならず、その後会社からはなしのつぶて。

胸がドクドクし、わき腹から腹にかけての鈍い痛み。体が何かに抑えつけられるような不快感が続きます。2時間ほどしか眠れない日々が続きました。精神安定剤を飲み始め睡眠時間は2時間から4時間に増えたものの、ほかの症状は何も変わらないので飲むのをやめました」

何も対応してくれないということを役場の担当者に言うと
「その家はエアコンと二重サッシで解決済みでしょ」と言われたそうです。

「解決」という言葉の意味が僕の知っている日本語の意味と少し違うようです。

風車が10基稼働している地域では健康被害の調査をしたそうです。
それによると84%の人がうるさい、頭が痛い、目がしょぼしょぼする、肩がこるという症状を訴えていたそうです。ところが修理のために風車の稼働が止まったことがありました。そのときにも調査をしたそうです。すると500m-取る以内に住む人の94%が、500m〜700mでは76%の方が症状がなくなるか軽くなったということでした。

これは症状と風車には明らかに関係があることを示しているように感じます。風車から発生する低周波が原因とも言われています。

しかし推進側の要請で現地に来た学者はこう言うそうです。
「低周波は聞こえないから体に影響はない」。

この集会に参加していた歯医者さんはこう言ってました。
「僕は歯医者ですので、低周波の反対の超高周波を使っています。音は聞こえませんけど歯石取れます」。


この集会に参加した物理学者の槌田敦さんが衝撃的な話をされました。

「原子力、太陽光、風力の3つに共通するものは『お金がかかる』ということ。お金がかかるということは儲かる人がいっぱいいるということ。この連中が考えたのがCO2の増加で温暖化という説です。それは本当かと調べたらCO2が増えて温暖化したのではなくて、温暖化したからCO2が増加したということです」

温暖化の原因がCO2でなければ…、大前提がぶっ飛んでしまいます。。

以前のブログは[こちら]



posted by iwajilow | 09:20 | 日本“公害”列島 | comments(0) | trackbacks(0) |
それでも風車は回る
取材をはじめてからおよそ3年。ようやくここまで来たようです。

風力発電の健康被害、環境省調査へ 国内の全1500基2009年12月16日23時43分

 各地の風力発電所の周辺で体調不良を訴える住民の苦情が相次いでいることから、環境省は来年度から4年計画で、1500基を超える稼働中の全施設を対象に、健康被害に関する初の現地調査に乗り出す。計画では、風車の回転時に出る「低周波音」と呼ばれる音波の測定や住民らの対面調査を進め、因果関係の解明を目指す。

 風力発電は温室効果ガスの削減に欠かせない「再生エネルギー」として期待され、国が導入を推進。1990年代後半から各地で建設されてきた。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によると、今年3月時点で、40都道府県376カ所に設置され、計1517基が稼働中。環境省には周辺住民らから騒音や体調不良、環境破壊といった苦情が寄せられているものの、因果関係は分からず、全国的な実態の把握にも至っていない。

 このため、同省は来年4月から風車の周辺で苦情の有無を確認し、とくに体調不良を訴える住民がいる場合は症状を把握する。測定機を住宅内に設置するなどして、風車と住宅との距離や周辺地形なども踏まえ、風車と健康被害との因果関係について調べる。

asahi.com


最初は、どこの自治体に行っても「被害はない」「苦情はある」という話ばかりでした。被害を訴える方に対しても「政治的な思惑がある」ようなことを話して真剣に捉えない方もいらっしゃいました。

また風車があるところは地元の有力者の土地であったりし、なかなか苦情が言いにくい空気が作られるようなこともあるようです。さらに地元の有力者には借地代が入る。反対する人はのけものにされていく。そういう構図が見え隠れすることもありました。

「文句言ってるのはあんただけだ」と怒鳴られた被害者もいます。

風車が来てから気が狂ったようになり、亡くなった人の話も聞きました。
それでも「因果関係が証明できないから何も言えない」と言っていました。

耳の奥でブーンと耳鳴りがする。
頭が重い。眠れない。血圧が上がった。
風車の羽の影が家の中をくるくる回り目がちかちかする。

こういった話を何度も聞きました。

行政や業者はほとんどの場合二重サッシにしてエアコンを取り付けて
対策をしました、ということにします。
そして封印。

しかし、それでも住民の方は粘り強く被害を訴えてきました。
その訴えがようやく国を動かしました。

それでも、風車は今も回っています。

風車のそばに住むおばあさんはこう話していました。
「環境にいいからと言って協力したら、このザマだ。毎日毎日、耳がワンワンいって頭が割れる。これだったら原発のほうがマシだ。あれだったら事故が起きたら一発で死ねる。これは毎日が地獄だ」

posted by iwajilow | 10:47 | 日本“公害”列島 | comments(2) | trackbacks(0) |
肝炎救済法に込められた思い
今日、肝炎対策基本法が成立しました。

肝炎対策基本法など成立 参院本会議
11月30日11時14分配信 産経新聞

参院本会議で自民党(手前)が欠席する中、肝炎対策基本法が全会一致で可決、成立した=30日午前10時20分、国会・参院本会議場(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞)
 与野党の議員立法による薬害肝炎患者を救済する肝炎対策基本法は30日午前の参院本会議で全会一致で可決、成立した。患者団体の要望を受け、国や地方自治体に患者の治療費用負担の軽減や予防推進を促す内容で、前文には血液製剤などを通じてB・C型肝炎感染が広がったことに対する「国の責任」も明記した。また、金融機関に、中小企業向け融資などの返済猶予を促す中小企業等金融円滑化法(モラトリアム法)も全会一致で可決した。


今も一日120人が亡くなっていくという薬害肝炎。一刻も早く成立が望まれていただけに本当によかったと思います。自民党の方々はそれよりも鳩山献金追及のほうが大事だと欠席でした。「命」より「権力」というこの党のポリシー通りの行動で、それはそれで素晴らしいと思います。それが支持されるかどうかは、わかりませんが…。

さてこの法案の成立のニュースを聞きながら、僕は以前取材した肝臓ガンの方のことを思い出していました。

福岡県に在住の62歳の窪山さんです。個人タクシーの運転手をしています。2年前受けたミニドックで突然肝臓ガンということがわかりました。子供のころに受けた三種混合の予防接種から感染したとの疑いが持たれています。

一度も肝機能の数値が高いと言われたことがなかったのに、降ってわいてきたガン。潜伏期間が数十年と言われ、何の自覚症状もないウィルス性の肝炎。患者自身には何の非もありません。注射器の使い回しや血液製剤の危険性を認識しながら放置してきた行政の責任です。

肝臓ガンがわかった窪山さんは肝臓を3分の1切除しました。しかし7ヶ月後再発。ラジオ波で肝臓を焼く治療を受け、火箸で腹の中を混ぜ返すような痛みに耐えたものの、再々発。余命3年と医師からの診断を受けました。

ある日、夜中に目が覚めるとそれまで気丈に「がんばろうね」と支えてくれていた奥さんが枕に顔を埋めて泣いていたそうです。

「調子は良かったり悪かったり、一進一退です。少しずつ個人タクシーをやっています。疲れるので無理は出来ない。収入は以前に比べて3分の1くらいになりました」

これまで、こういった患者さんには補償がありませんでした。

彼も「医療体系ができてないからみんな自腹です。薬代は月々3万円くらい。MRIを受けるとプラス1万円位。入院すると20万円くらいかかります。高額医療以外の保証は何もないので、仕事を辞めたくても辞められません」と話していました。

とてもがっしりした体格の窪山さんはとても病気をしているようには見えません。そのことを話すと窪山さんは「先日医者に行った時も、『窪山さん内臓若くてとても元気ですよ』と言われました。肝臓以外は元気なんです。悔しくてなりません」
と目を落としました。

今回の法律成立があったところで窪山さんの健康が戻ってくるわけではありません。けれども少し窪山さんの負担が減りました。

「自分の眼の黒いうちに国の責任を認めさせたい」と言っていた窪山さん。今回の法律には国の責任も明記されるそうです。




posted by iwajilow | 20:47 | 日本“公害”列島 | comments(0) | trackbacks(0) |
酸性“霧”の恐怖
「これはひどい」
同行させてもらった生物学の教授が唸りました。

「これは沖縄だけの現象じゃないんです。今、日本中どこでもです」

教授の手にした葉っぱは穴だらけでした。

「これ一つの種類に穴が開いているだけなら、病気という考え方もあるでしょうけど、ほとんど全ての葉っぱがこういう状態ですね。しかも枝の先にある新しい葉から穴が開いている。元気な若い葉がこうなるということです」

病気でもないのに木の葉が穴だらけになる。いったいなぜなんでしょう。

「酸性滞留物です。酸性雨は聞いたことあるでしょうけど、わかりやすくいえばこれは霧です。霧は長い時間滞留するためにその影響は雨の比ではないんです」

氷をアルミ缶の中に入れて周りについた水滴(つまり付近の空気の水分)のPH値を計測すると5.7でした。中性が7なので、これは弱酸性という値だそうです。

「こっち見たください。針葉樹の葉も穴が開いています。葉が落ちない比較的強い植物ですらこうです。これは放っておくと大変なことになります」

教授によれば原因はほぼ特定できているのだが因果関係がまだ証明できてないので、「言えない」のだそうです。

しかし、知らない間に生態系にこういった変化が起きていることがかなり怖いと感じます。


酸性霧の影響と思われる葉



若い葉にも影響が出ている
posted by iwajilow | 17:16 | 日本“公害”列島 | comments(1) | trackbacks(0) |
水俣病の今
14日熊本地裁で胎児性水俣病訴訟の第9回口頭弁論が開かれました。

僕は仕事があったので、この裁判は傍聴できませんでしたが、
水俣病は終わっていません。

水俣病と認めてもらえず、救済されない人が未だにたくさんいます。

例えばこの訴訟を起こしている小児性・胎児性水俣病の患者さんたちです。

水俣が汚染されていた時期と生まれた時期が重なる人たちです。

水俣病の第一人者の原田正純医師によると「長い間胎盤は毒物を通さないと信じられていたため、胎児性水俣病では診断の確定に長時間がかかった。その一方で、あまりにも重症な患者が多数発生したために、新しい事態の発生に気づかれた一方、中等度から軽度の胎児性患者は長いこと無視されてしまった」といいます。

しかし、この方たちは年とともに機能が衰え、40代〜50代になった今、症状が進んでいます。

四肢末端の感覚障害(針を刺しても痛いと感じないなど)、視野狭窄、頭痛、めまい、不眠、いらいら、耳鳴り、関節痛、腰痛、さらに運動機能の悪化により歩くことが出来なくなった人もいるそうです。

しかし国は「こういった症状はメチル水銀曝露以外の原因でも生じる可能性があるので水俣病である証拠がない」。

国は「疫学調査は集団には適用されるが個人には適用できない」のだと言っているそうです。

通常、大気汚染などである地域に喘息患者が多いなどの現象が起こると
その原因は大気汚染と考えられます。しかし国はそれを個人個人に当てはめた場合、その人がタバコをすっている場合もあるし、個人的な体質の問題もあるので大気汚染が原因で喘息になったのではないという理屈です。

だから水俣病汚染地域であったとしても、そういった症状が水俣病ではないと。。

しかし過去の裁判では例えば「大気汚染以外の原因が作用していたとしても、大気汚染の影響が消えてなくなるわけではなく、特別の事情が立証されない限り他の要因が発症などに関与する可能性があったとしても、因果関係の判断には影響しないことは判例上確立されている」そうです(第7準備書面・東俊裕弁護士)


原告団は
「感覚障害ひとつでも90%以上の原因確率がある。大気汚染などは疫学を用いた認定がされているのに、水俣病だけ疫学が適用されてないとされている」
といいます。

環境省の原徳寿・環境保健部長が「共通診断書は信用できない」「受診者がうそをついても、見抜けない」という発言が環境省の姿勢なんでしょうねー。変わるかなぁ。。。


14日の熊本地裁前
posted by iwajilow | 19:14 | 日本“公害”列島 | comments(0) | trackbacks(0) |
魚をめぐる問題
魚をめぐる議論に二つほど遭遇しました。

まずは「諫早湾」。

この干拓地には一度行きましたが、堤防が出来る前と出来た後では風景は一変してしまったといいます。

(以前の諫早湾リポートは[こちら「ふむふむ写真集」]から辿ってみてください)

農水省前では連日、「控訴するな」と座り込みが続けられました。
(結果的には控訴されましたが…)

「よみがえれ、宝の海」という諫早湾の干拓事業のことを書いたブックレットにこんな記述がありました。

潮受け堤防のふもとの長崎県小長井漁協はタイラギという高級貝の漁場を持っていました。タイラギは重なるようにたくさんあり、その貝を採る「もぐりさん」の稼ぎは少なくとも年間2000万円はあったそうです。ところが89年に工事が始まると大量死が始まったそうです。

「91年の大量死の際に農水省が立会い調査をし。10分間もぐって10枚採れたタイラギのうち3枚が死んでいたのをもって『7割は生きていた』との結果が報告されました。
『10分間もぐったら、600個だって採れた。熟練者だったら手かぎで1秒に1個採る、そんな海だった。10分に10個では、全滅と同じ』と森さん(元小長井町漁協組合長)はあきれました」


(10日:農水省前)

そしてもう一つ、今日お昼からは築地市場の豊洲移転に反対するデモが行われました。

応援には日本新党の田中康夫氏も来ていました。田中氏は「海を愛しているはずの都知事が海に恩をあだで返そうとしている」と批判していました。

豊洲の土壌は基準値の43000倍のベンゼン、860倍のシアン化合物などで汚染されていて、そのほかに六価クロム、水銀、ヒ素、鉛なども報告されている、そうです。


築地は狭いし危ないので、1千億円以上の税金をかけて土壌を改良した上で移転します。そして、跡地にはオリンピック用のメディアセンターを作ります。

という大儀とどっちに説得力があるかだと思います。

ただ本音は違うところにある、ということも見抜いておかないといけないですね。


田中康夫氏


参加者




デモ行進



posted by iwajilow | 15:32 | 日本“公害”列島 | comments(0) | trackbacks(0) |