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それでも交渉はしません
 JUGEMテーマ:日記・一般

消費税増税とか重要なテーマが出てくる時
なぜ、オウム?なんでしょう。

そういえば、国松長官の狙撃犯としてオウム信者が逮捕されたのも
参院選の1週間前だったりしました。

考えすぎだとは思いますが詮索してしまいます。

さて一昨日に引き続き昨日もすき家をめぐる裁判が行われました。
これは団体交渉をしないすき家に対して
都労委が「団体交渉をしなさい」と命令を出し、その後中労委が「団体交渉をしなさい」と命令を出し、それを不服としてすき家が地裁に訴え、地裁も「団体交渉をしなさい」と判決を下しました。今回の裁判はその地裁の判決を不服としてすき家側が控訴したものです。

昨日が第1回の口頭弁論だったのですが、裁判長は「これ4回目の判断になるわけですよね。普通の企業なら大局的にどうしていこうというのがあると思うんですけど、その点はどうなんですか」と聞いていました。すき家側の方が「はっ?」みたいな感じでいるとさらに畳み掛けます。「要するに団交するかどうかって話ですよね。まだ判断するのか、それとも内部的に議論をしているのか、ということなんですけども…」

困惑するすき家側ですが、裁判長はさらに続けます。
「もちろん高裁は高裁で判断をしますが、これは双方に言っていますが、公権的な判断があるときはどうしていくべきかということを考えたのでしょうか」と意見を述べました。


弁護士の方が、「3回も判断が出ていてしかも地裁の判決も出ているんだから、団交すればいいだけの話しでしょう」という話しだと翻訳してくれました。裁判長がこうして意見をいうことは珍しいということでした。


団体交渉権というのは労働者に認められた権利なんだから、団交すればいいだけの話しだと僕も思うのですが、何か不都合があるのでしょうか?つくづくすき家というのは不思議な会社だと思いました。それとも従業員は人間でなくロボットだとでも思っているのでしょうか?あんまりやると企業イメージも悪くなるように感じますが、どう考えているでしょう。

この裁判、1回結審で次回7月31日が判決言い渡し日と設定されました。

posted by iwajilow | 07:34 | すき家の話 | comments(3) | trackbacks(0) |
ある日、突然時給800円に…
JUGEMテーマ:日記・一般

どうしてマニュフェストに書いてない、しかも4年間は凍結といっていた
消費税増税が最優先課題で
マニュフェストに書かれていた、公務員改革や無駄な公共工事の削減が
先送りされているのか意味がわかりません。

しかも消費税増税を掲げた先の参議院選挙で民主党は大惨敗しているわけです。

どこに民意があるのか、頭の悪い僕にもわかるようにきちんと説明してください。
それとも政府や新聞の言う、民意とは財務省のことなのでしょうか?

だったら使っている辞書が違うので
それもわかりやすく説明してください。

共通の言語を使ってほしいと思う今日この頃です。

政府が「信頼」を大切にせず「詭弁」で国民をだましているから
民間はもっと酷い状態に陥ります。

ウソつきの政府が民間に何を言っても、そりゃ説得力もないと思います。

例えば「すき家」というブランドが有名なゼンショーという会社は外食産業でマクドナルドを抜いてトップだそうです。

けれどもこの会社は残業代を請求した従業員をどんぶり5杯ご飯を盗んだとして訴えたり 
アルバイトは業務委託契約だから残業代は払わないと言ってみたりとても愉快な主張をされる会社としても有名です。

残業代の裁判などはすき家側が「認諾」と言って従業員側の訴えを認める形で
収束したのですが、この後もやはり団交を拒否したりして裁判が続いています。
この団交も中労委も都労委も団交をするように命令を出していてさらにその取り消しを求めた裁判でも負けているのに、指示に従わないという、本当に労働者とか労働組合が嫌いなのだと思うのですが、企業としてそれでいいのかという疑問もわきます。
そういえば最近入ったすき家はどこも外国人労働者のような気がしていますが
これは偶然なのかなぁ。。。

さてまだ続いている裁判が昨日、東京地裁で行われていました。
これは組合が団交拒否によって損害を被ったとしてその損害賠償を求め
さらに元店長が勝手に降格されて時給が800円にされたことについてその差額の賠償を求めるものです。

団交拒否については昨日はあまりなかったので
「降格」についてちょっと書きます。

降格は店の売上金を盗まれたことが原因らしいのですが
それまで店長職(スウィングマネージャー)だった人が本部から一方的に降格されたそうです。

再契約すると
するとそれまで960円だった時給が、
最低ラインの800円になったそうです。
その後、一度だけあがって現在は805円だそうです。
しかも再契約時にはその時給の話しは出なかったといいます。

彼女の訴えは、「たとえ店長を降格されたとしても、
店長になる前のクルーのときの時給が860円だったのだから、800円はおかしい」というものです。

で、仕事的にはどうなのかというと
スウィングマネージャー時代と同じ仕事をしているそうです。

これってどうなんですか?
僕はスウィングマネージャーで時給960円もかなり安いと思いますが
そのスウィングマネージャーと同じ仕事を800円でやらせるとは…。
これは儲かります。。。

でも、こんなんでいいのか?
モチベーションはどうなんだ?
アメとムチで一方によほど良い待遇の人がいるのでしょうか?
不思議でなりません。


でも何より、こんな状況で消費税を上げたら、景気の悪化は火を見るよりも明らかなんじゃないでしょうか?

posted by iwajilow | 08:42 | すき家の話 | comments(0) | trackbacks(0) |
一体どうするんだ、大金なんだぞと向けたことはないのか
(原告は雇われていたと思っていたのですが)原告は従業員ではなくて業務委託だから残業代を払わなくていいんだとか、ご飯をどんぶり5杯分盗んだ」とかとても面白い主張をされている「すき家」。その裁判の法廷が昨日開かれました。

以前のブログはこちら

すき家裁判
2005年9月から2006年10月分までの期間の残業代相当額合計40万2499円 (原告福岡淳子ほか従業員2人) 及び労基法上114条の付加金請求として同額を請求。さらに、原告福岡淳子について、店舗の売上金紛失の責任として賠償させた約50万円の返還を請求。


昨日は原告たちを管理監督していたDM(ディストリクトマネージャー=原告らの東北地区店舗を管理する立場の人)がすき家側の証人として出廷しました。

会社側の証人ということもあってか原告たちの悪口のオンパレード。この証人の人間としての器量の狭さか会社の体質なのかわかりませんが、かつての自分の部下を悪く言うっていうのは見苦しいです。

曰く「私の管理していた地区でも最低レベルの店だった」
曰く「(売り上げの)入金が頻繁に遅れるのが仙台泉店(原告の店)」
曰く「それ以上(従業員を)少なくしようのないレベルの売り上げの店」
曰く「草取りも掃除も行き届いていない店」

こういったこと証言というのはよく前提条件が抜けてしまっています。これだけ聞くとどうしようもないと思うのですが、なので証言の中から推察される前提条件をできるだけ加えてみます。

「入金が頻繁に遅れる」

その対策として「入金の時に使う交通費や時給を請求してもいいからと言った」としています。入金銀行が遠くてバスで行かなければならないところだったそうです。つまりそれでも以前はその分の賃金は支払われず、さらに交通費も支払われていなかったと推察されます。

さらにこの店は「それ以上(従業員を)少なくしようのないレベル」まで従業員を減らしていたわけで従業員に余裕は全くなかったわけです。

店舗に一人しかいない時間もあったようです。そこで
「草取りも掃除も行き届いていない店」です。

原告は「一人でいる間に窓の掃除や駐車場の掃除や草取りはできない」と言っていますが
DMは「10分あればできるので一人でできないわけがない」と言います。

草取りを10分間している間はお店を空にしていていいということですか?
すき家って早さも売りの一つだと思うのですが。

そして草むしりや窓ふきをしていた方がそのまま調理するっていうのも僕は抵抗があるのですが、そういうことに全く抵抗がない方が管理職をやられているという素敵な外食産業だということがよくわかりました。

さて、そういう素敵な上司の下で働く喜びをかみしめながら本題です。
この日のメインは「原告福岡淳子について、店舗の売上金紛失の責任として賠償させた約50万円の返還を請求」の部分です。

なぜ賠償するにいたったのか?ということです。

原告は売り上げを銀行へ入金に行ったときに紛失しました。バスの中で落としたか、すられたか、店の中ですでに紛失していたのか、なぜなくなったのかは特定されていません。原告は総額53万6500円を賠償しました。

上司のDMはこう言います
「『弁償させてもらいたい』という申し出があったのでそのまま受け入れました」

さて、そこで原告代理人からの質問です。

「ゼンショー(すき家を運営する会社)では売上金を紛失した場合、従業員が弁済することになっているんですか?」
「…いいえ」

「通常はどういった処理をするのですか」
「通常の処理…」

「紛失したときの手続きは」
「…警察に届ける…?」

「保険制度でまかなうということはないのですか」
「保険制度でまかなう…あったような気がします…」

「従業員が全額弁済するというのは特殊なケースなんですね」
「…そうですね」

「あなたは原告・福岡さんの地区の責任者ですよね。あなたは弁済してないんですか」
「僕は…していません」

「なぜですか」
「…本人からそういう申し出があったので」

「責任者だったんでしょ」
「…はい」

「なぜ従業員だけが責任を負うんですか」
「その、そこは、まぁその、本人からの申し出で…」

「あなたにも管理責任あると思うのですがなぜ責任とってないんですか」
「…お金については本人からの申し出で」

「原告の時給はいくらだか知っていますか」
「…1000円くらい」
「960円です。これ何時間分か知っていますか」
「…」
「558時間分です。責任をかぶる必要はないと説得しなかったのですか」
「していません」
「保険でまかなうことができるという説明もしてないんですね」
「…はい」

558時間分というのは3カ月から4ヶ月分の給与だそうです。ですが上司は少しでも負担しようという気持ちはなかった。

そしてこうも言っています。
「どんな気持ちで言ったのか想像したことはありますか」
「ありません」
「どれほどつらいことかわかりますか」
「はい」
「どれほど辛いんですか」
「…」
「言えないんですか」
「はい」

さらに
「以前に(あなたが管理していた)仙台のほかの店舗で売上金が紛失した事故がありましたね」
「はい」
「この時、店長は賠償していますか」
「していなかったと思います」
「どう賠償したのですか」
「覚えていません」
「こういう事故が2回続いたらDMとしてよくないという評価になりますね」
「すでに評価はよくなかったと思います」
「損害を誰かに賠償をしてもらおうと思ったんじゃないですか」
「いいえ」

事故の報告書には従業員が賠償するとなっていて、そこにはゼンショーの社長の印鑑まで押してあるそうです。そしてトップも「時給960円の人に払わせるのはよせ」なんて一言も言ってないそうです。

結局分割で払うことになったそうで原告は翌日10万円を持ってきたものの翌月から支払いが滞りました。
すると原告の方から「給与天引きにしてくれ」と申し出たそうです。
愉快な主張です。。

給与天引きを申し出る書類が残っていました。DMはそれを原告が勝手に書いて東京の本社で受け取ったと言っていました。

しかし欄外にプリントされたFAXの送信先の市外局番が「022」となっていました。東京なら「03」なのになぜか仙台の番号です。

「あなたの目の前で書かせたのではないですか」
「いいえ」
「責任を取れと言ったのではないですか」
「…ないです」
「弁済させたのはあなたが自分の立場がなくなる、もしくは会社でそうすることになっていた、どちらかしかないじゃないですか」
「そういうことはありません」
「なぜですか」
「わかりません」

最後に裁判官が聞きました。
「店の売り上げが紛失したときのマニュアルはあるんですか」
「いいえ」
「紛失したとき、どういうふうにしなければならないのか、リスクマネージメントを考えてないんですか」
「毎日必ず入金するとか、警察に届けるとか」
「そうではなくて紛失してできた穴埋めをどうするのかということです」
「…ありません」

「マニュアルがないということは、どうするか決まってないということですね。あなたはこの件の報告を受けて『いったいどうするんだ、大金なんだぞ』と向けたことはないんですか」
「…ありません」
「『どうするつもりですか』ということも言ってないのですか」
「本人から『解雇でしょうか。どうなるんですか』と言われ『今回は私が原因でなくなったので弁償させてほしい』という言葉を受け入れました」

このやり取りを聞いていた元の従業員の方は
「変わったという印象を受けた。もうちょっとビシビシいうタイプだった」と話していました。

いずれにしてもアルバイトに全額弁償させるような会社だったりそういう上司ってどうなんだろうって考えてしまうし、少なくとも心の葛藤もなくそういうことをするような上司にはなりたくないです。

閉廷した後、このDMが仲間にこう言っているのが聞こえてしまいました。
「ほんと、俺覚えてねぇんだよ」



posted by iwajilow | 10:31 | すき家の話 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ご飯5杯分盗んだろ」と従業員を訴えるすき家は残業代も払わない?
「とんでもないことを思いつきでやってるようですが、繰り返しやってくるので油断してはならないなと…」

昨日、すき家に対して未払いの残業代を求める裁判の公判が開かれました。

すき家裁判については以前のブログ

あの「ご飯をお茶碗5杯分盗んだ」(従業員側は余ったご飯をまかないのおにぎりとして持ち帰ったと主張)と、すき家に窃盗罪で告訴されたのは、この「残業代払って」と訴えている原告従業員なんですね。結局「すき家」は仙台地検に告訴したものの地検は不起訴処分としました。すき家の素敵さだけが際立ってしまいました。

さて昨日の法廷で未払い残業代の支払いを請求されたすき家側は「原告が働いているといっている時間は実は働いていない」と主張しているそうです。その上で「給料を過払いしているかもしれない」と言っているそうです。

ですが、そもそもすき家はこの訴訟を起こしている店長について「業務委託契約」なので残業代は発生しないという主張をしていました。業務委託契約であればグロスでいくらなので残業代は発生しません。なのに、「給料を過払いしていた」とは何を持って過払いなのかよくわかりません。まさか「残業代を過払いしていた」なんてことじゃないと思います。そうすると主張が破綻してしまいます。ますます、輝きを増してきた「すき家」。目が離せません。

最初のコメントはそんな素敵なすき家さん側の弁護団に対しての原告側の感想です。
posted by iwajilow | 19:17 | すき家の話 | comments(0) | trackbacks(0) |
裁判を起こした従業員だけ業務委託契約、他の従業員は違うけど…というすき家さんの愉快な主張
昨日(26日)すき家の未払い残業代裁判がありました。

(詳しい内容については[以前のブログ]をどうぞ)

「残業代を払われてない」という原告側の主張に対し会社側は「業務委託契約」なので残業代なんて発生しない、と主張しています。

ですが、アルバイトで入ったのに「業務委託契約」で、しかも「残業代が支払われてない」と主張する3人だけが「業務委託契約」で他の従業員はアルバイトとしての労働契約だそうです。

この会社の主張は素人の僕が聞いてもよくわからなかったのですが、裁判官もわからなかったようです。珍しく裁判官と同じでした。

法廷で裁判長が会社側代理人に食いついていました。

裁判官:業務委託契約というのはお店の経営を委託しているということ?お店の経営を委託しているのだったらなんでデイリーの勤怠報告書なんて必要があるの?実態とあっているかどうかもう一度検討してください。
会社側:こういう契約実態もありうるということで…

裁判官:フランチャイズの形をとっているということならまだわかるんですが、フランチャイズという主張でもないんですよね?
会社側:フランチャイズではありません

裁判官:ほかにも従業員はいますよね?ほかの従業員は業務委託ではないんですか?原告の福岡さんに業務委託しているのであればほかの従業員も福岡さんが雇っているのならわからなくもないですが…。
原告:ほかにも従業員がいますが、その人たちも業務委託契約なんですか?
会社側:その3人以外は本件とは関係ないだろ。

裁判官:なんで業務委託契約なのか?実態とかけ離れているのではないか、ということなんです。この準備書面では労働契約じゃないということがまったく不十分です。

裁判後、原告側の弁護士さんはこう話していました。

「被告側は8月の末までに主張を出す約束だったのに出さなかった」そうです。
 
「今回の裁判は『未払いの残業代を払ってくれ』という争いです。今日の審理は原告となっている3人の具体的な労働時間を認めるのか認めないのか、ということを明らかにしなさい、ということでした。その点を先方(会社側)はやってきませんでした。

今日の書面では自分たちの主張をただ述べただけです。つまり会社と原告側とは『業務委託契約でございます』『当時の就労は管理監督者でございます』ということです。

裁判所は主張はしませんが、今日の裁判所は何が言いたかったかというと『業務委託なんて主張は引っ込めなさい』いうことだと思うのですが、先方は引っ込めないということみたいですね」

どうなんでしょ…。
posted by iwajilow | 20:30 | すき家の話 | comments(0) | trackbacks(0) |
タダ働きの上に罵倒されて…すき家残業代未払い裁判・原告の主張
今日、東京地裁で牛丼の「すきや」の未払い残業代の支払いを求める裁判がありました。

仙台和泉店の元店長の福岡さんの「未払いの残業代を支払ってくれ」という請求に対し「すきや」側は「業務委託契約なのであなたの責任でしょ」と争っているという裁判です。


さて今日の裁判のハイライトは原告の意見陳述でした。その要旨です。

「私福岡じゅんこは2000年10月にアルバイトとして仙台のすき家仙台泉店に入店しました。すき家では入店した当初からほぼ無償で残業させられることが当たり前になっていてすべての従業員が無償で残業していました。シフトアップしたあとで残業をさせられるという状況でした。

今でもそうですが排水溝の掃除をしながら接客をし、調理をしろといわれていました。排水溝の掃除をすると体中が汚水で汚れ匂いも染み付きます。そういう状況で接客をしたり調理をしたりしなければなりません。表現は汚いですがお手洗いの便器を磨きながらそのままの手でお米を研げといわれているのと同じです。

『不衛生なので改善してください』とマネージャーに訴えると『出来ないのはお前らの能力が低いからだ。俺たちはヘドロをかきながら接客している』といわれ取り合ってもらえませんでした。

2005年5月頃、試験に合格してアルバイトからスィングマネージャー(店長)になりました。けれどもこのスィングマネージャーの労働条件はあまりにも酷いものでした。

1時間の売り上げが5000円に満たないときは2人目の従業員を使ってはいけないと会社から指示があり、実際に2人出勤の予定で2人で仕事をしていた場合でも売り上げが5000円に満たないときは1人分の給料を削れと指示されます。

そうすると一人はただ働きになってしまいます。当時店長だった私は働いてくれた人の給料を削ることはとても出来ないので自分の分を削りました。その残業は月に100時間とか200時間になりました。

同じ年の9月売上金の一部がなくなってしまうという事件がありました。
私はどうしていいかわからなかったので本部に電話をして問い合わせました。
『紛失物として警察に届けたましたか』と聞かれ『届けました』と答えました。本部の方は『届けたのであれば会社の保険でまかなえると思うので福岡さんが自腹を切ることはないと思うよ』と言われました。

けれども仙台のマネージャーに報告すると『お前がなくしたようなものなのだから借用書を書いて、お前が払え』といわれ、私はマネージャーの指示通りに借用書を書かされ次の月から分割で給料から天引きさせられ、56万円、細かい数字までいえませんが全額返済させられました。この責任の所在もはっきりさせてもらいたいと思います。

仕事の中で精神的に傷つけられたこともあります。
ある日突然スイングマネージャーから降格させられました。理由は全くわかりませんでした。Y監査役に呼ばれ、私の勝手な判断で私以外の従業員にお金を払っていないといわれました。全く身に覚えのないことでした。Y監査役に写真を見せられ『自分の分しか給料を請求してないじゃないか、ここに写っている人にお金を払ってないだろう。人を働かせておいて給料を払わないお前は詐欺師だ』といわれました。

その当時、ISOの監査が入るといって清掃を徹底的にさせられました。ヘドロまみれになって一人で営業するのはとても無理なのですが、仕方がないのでそうしていました。見かねた一般クルーが手伝いに来てくれました。

私は『ありがとう、お給料がもらえるようにマネージャーと交渉してみるからね』といって交渉に行くと『バカヤロー、お前の分しか出さない』とMさんというマネージャーに言われました。

みんなには『ごめんね、給料出せないみたいなんだ。あとでご飯でもいこうね』と言いました。

そのときの写真を持ってきて(涙)私に『詐欺を働いた』と言ったんです。
事実を捻じ曲げて会社は私を降格させました。とても一人では消化で着ない仕事量を押し付けておきながら出来なければすべて個人の責任にする会社の体質に対して怒りを覚えます。

時給も納得できません。スイングマネージャーになる前の最後のチーフクルーのときに私は860円もらっていました。クルーに降格すると研修生と同じ800円になっていました。納得いかないのでY監査役に電話をすると『お前は一からやり直しなんだから分相応だろう』と言われました。

もう一つ納得いかないことがあります。すき家は各店舗で半年に1回クルーの昇給評価が行われます。ところが仙台泉店だけは行われていません。当時マネージャーに聞いたところ『もう全部従業員と話し合いをしたことにして俺が勝手に作ってやっておいたから。給料上げる人いないから同じでしょ』と言われました。

面接結果の捏造をあっさり認めました。私たちは給料を上げる交渉すらできない状況なのです。

余裕のない中で長時間労働をしていれば売上金の紛失事件のようなミスも起こるのではないかと思います。

株式会社ゼンショーは『世界から飢えと貧困をなくす』ということを掲げてポスターを作成し店舗に掲示を義務付けています。でも足元にいる私たちがまさに『飢えと貧困』にさらされているのです。

裁判官にはこのような実態を取り上げていただき全国1万人以上のすき家従業員の労働条件及び処遇を救済していただきたいと思います。ないとぞよろしくお願いします」

これに対し「すき家」の代理人は
「被告としては全部否認します」とだけ述べました。

会社側の主張として冒頭、裁判官が被告の「すき家」の代理人にいくつか質問をしていました。のでこの要旨ものっけておきます。

裁判官「被告が『原告たちは管理監督者である』と主張しているのは雇用契約を結んでいるといこと?」

すき家代理人「いえ『業務委託契約』です。仮に雇用契約があったとしても、という仮の話です」

「すると、アルバイトは『業務委託契約』ということ?時給で業務委託しているということなの?」

「いえ、この(訴えている)3人に限ってということです」

つまり「店長として店を任されているので、原告に限っては雇用契約ではなく、業務委託契約。なので残業代とか売り上げの紛失は自己責任でしょ」という理屈です。

裁判官は「業務委託契約を結んでいる書面も出してください」といっていましたが原告の福岡さんは「業務委託契約なんて結んでないから、そんなものないですよ」と言っていました。

被告側の弁護士の解説によると会社側の提出した書面では
「原告の元店長(福岡さん)は管理監督者なので残業代は支払われない」
「店長手当てとして2万円支払っているのでこれは残業代の主旨だ」
「原告の主張するお金の請求権は時効で消滅している」
となっているそうです。そこで「業務委託契約」という主張との折り合いがつかないので裁判官が質問したということでした。


裁判の終わった後、原告の福岡さんは
「最後泣いてしまいましたがとりあえず伝えたいことは伝えられました。ありがとうございました」と挨拶されました。

支援者によると本当は裁判でなく団体交渉で解決したかったそうです。が、会社は団体交渉を拒否したのでこういうことになったそうです。

仕事をしていれば色々と問題はあると思いますが、どこかで折り合いをつけてやっていくものです。それはお金の問題じゃなくて「思いやり」だったり「敬意」だったりするのだと思いますが、そういうのがないとこじれるよなぁ、と想像しました。


今日の話を聞いて、本音の話の方が心に響くよなー、と感じました。
posted by iwajilow | 21:42 | すき家の話 | comments(2) | trackbacks(0) |
悲しき牛めし
今日、品川駅で「すき家のアルバイトへ残業代を払え」というアピールが行われていました。



昨日、アルバイト従業員3人がゼンショーを労働基準法違反で訴えたことを受けての行動だそうです。


牛のかぶりものでビラを配る人


「残業代など不払い」 バイト3人が「すき家」刑事告訴
2008年04月08日23時18分

 牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショー(東京)が、残業代などを適切に支払わなかったとして、すき家仙台泉店(仙台市)のアルバイト3人が8日、同社を仙台労働基準監督署に刑事告訴した。契約社員として店長を務めた女性は、管理職を理由に他店での応援分の賃金などをもらえなかったという。


 告訴したのは、仙台市内に住む男性1人と女性2人で、労働組合「すき家ユニオン」(組合員17人)のメンバー。

 告訴状などによると、3人は時給制のアルバイトとして雇われたが、残業代分の割増賃金などが支払われなかったという。さらに、女性の1人は、店長として他店の応援などを指示されたが、管理職であることを理由に、その分の賃金は支払われなかったという。これらは時間外賃金の支払いを定めている労働基準法に違反しているとしている。

 元店長の女性は05年春、本社が希望者を募って行う昇格試験に合格して、2万円の手当を毎月もらえる店長になった。アルバイトから契約社員になったが、時給950円での勤務だったという。

 支払われなかったのは、確認できた06年9月勤務分までで3人で計17万円と、女性が店長を務めていた06年2〜5月、賃金173時間分計約14万円としている。

 3人は昨年4月、団体交渉を同社が拒否しているとして、東京都労働委員会に不当労働行為の救済申し立てをした。これに対し、同社は昨年11月、都労委に書面を提出。実質は個人を事業主として業務を委託する委託契約であり、割増賃金の支払い義務はないとした。また、店長については、仮に労働契約だとしても、労基法41条の管理監督者で、時間外手当は発生しないと主張したという。

 同月、3人は仙台労働基準監督署に是正申告を行った。原告側によると、時間外賃金の支払いについて同署が2月、同社に対し是正勧告をしたが、同社は受け取りを拒否したという。

asahi.com より


アルバイトは「個人を事業主として業務を委託する委託契約であり割増賃金の支払い業務はない」ということで契約社員の女性は「管理監督者なので時間外手当は発生しない」ということなのですね。

アルバイトが個人事業主とは全く知りませんでした。。。

また管理監督者というのは「充分な報酬をもらっていて経営について大きな権限を持っている」と認識していましたが、この店長は「時給950円」で働いていたものの「2万円の手当て」をもらっていたそうで、それが充分な報酬だったり、大きな権限だったりするのかもしれません。

なるほど。


さて、すき家のHPには基本理念ということが書かれていまして、それによるとゼンショーグループは「世界から飢えと貧困を撲滅する」という使命を持っているそうです。ふーむ。

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が、しかし募集職種18種のうち「残業手当て」という表示があったのは3つだけというのが少し気にかかります。


※すき家と別の牛丼チェーンを間違えていました。のでその部分を削除します。申しわけありません。今頃気が付きました。恥ずかしい限りです。(08.07.11)
posted by iwajilow | 23:35 | すき家の話 | comments(2) | trackbacks(0) |