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痴漢えん罪・民事訴訟勝利判決集会
JUGEMテーマ:日記・一般
 高島屋痴漢「えん罪」事件で有罪判決が確定し
懲戒免職処分を受けた河野さん。

http://blog.iwajilow.com/?eid=1071762

その後、この懲戒免職処分の取り消しを求めて民事訴訟を闘っていました。
民事訴訟の二審で河野さんの訴えが認められ、最高裁でも市教委の申し立てが不受理とされ
判決が確定しました。

すでに定年を過ぎてしまった河野さんですが
この判決確定により、教員免許を取り戻すことができ
「もう一度教壇に立ちたい」という河野さんの思いは
かなう可能性が出てきました。

本来であれば市教委は河野さんに謝罪をし
何らかのアクションを起こすべきだと思いますが
市教委は謝罪はおろか今日にいたるまで何のアクションも起こしていません。

主任の岡田尚弁護士はこういいます。

「最高裁で判決が確定したのが11月27日。
この4カ月、市教委は河野さんに対して
どう対応するのかはっきりしていない。

別の例では3週間で懲戒免職処分が取り消されました。

1ヶ月経って何も言ってこないの暮れ市教委に電話をしました。

まず謝りなさいから始まるわけですが
市教委は『今検討中です』というわけです。

検討することないじゃないですか。
最高裁で決まっているんです。

年が明けても何も言ってこない。
1月の終わりにまた電話しました。

すると『いろいろと検討している』という。
そして2月の半ばに『代理人がつきました』といってきた。

法律問題は何もないんです。誠意ある対応を何もしていません。

謝りに来ない。身分はどうなるのか。
そういうことを全くやっていない。

普通ならまず謝って
こういうふうになりましたというべきです」

そういった中ですが経過報告と民事訴訟の
勝利判決を祝う集会が16日横浜で開かれました。

河野さんはこの集会でこう挨拶をされました。

「人生は別れだと思っていたんですね。
でもこの裁判を通じて人生は出会いだと思えるようになりました。
でもやっぱり人生は別れなんですね。
別れの準備をしているんだと。
だから一日、一日を無駄にしないようにと思って生きています。

この裁判の間、7人の友人を失いました。
一人一人を忘れないことが大事だと思っています。
ここまでこれたのも皆さんのおかげだと思います。

皆さんのことを一生忘れません。

子供にこういうふうに言われたんですね。

『お父さんはつまらない人間だけど
お父さんの友達はすごいね』って。

何よりも素晴らしい言葉だと思いました。

その言葉を胸に生きていこうと思います。

本当にありがとうございました」

河野さんも立派だし、河野さんの家族も素晴らしいなぁと思いました。




posted by iwajilow | 11:13 | 痴漢「冤罪」河野事件 | comments(0) | trackbacks(0) |
教育委員会事務局の「悪意」
JUGEMテーマ:日記・一般

役人にとって外部の委員とか政治家というものはお飾りに過ぎない。
自分たちが好き勝手に物事を進めるための隠れ蓑に過ぎない。

そんな実態を露わにする記事が今日の東京新聞に出ていました。


都教委事務局、市民の声選別 請願6割報告せず
  東京新聞 2013年6月25日 07時09分
 
 東京都教育委員会に提出された都民らからの請願のうち、有識者などでつくる合議制の教育委員会に内容が報告されたのは、過去三年間で三割程度だったことが本紙の調査で分かった。残り六割強は、都職員で構成する事務局(都教育庁)の判断だけで対応していた。教職員の君が代斉唱や、給食の放射能検査をめぐる請願も報告されていない。都民の声が事務局の裁量で、ふるいに掛けられている実態が浮き彫りとなった。 (中山高志)
 戦前の軍国教育の反省から、今の教育委員会制度は、外部の教育委員が、中立的な立場から事務局を指揮監督する仕組みとなっている。実際は事務局の追認機関になっているとの批判があり、国の教育再生実行会議は見直しを提言している。しかし肝心の委員に都民の声が十分届かない実態に「それが形骸化を生む」との声も出る。
 本紙は、全国の都道府県教委事務局に、二〇一〇〜一二年度に受理した請願の件数と、そのうち委員に報告した件数などを尋ねた。
 都教委の事務局は計三十三件の請願を受け付けたが、二十一件は報告しなかった。報告したのは一一年度の二十二件のうち十二件だけ。一〇、一二年度に受け付けた請願は、一件も報告しなかった。
 一方、請願が五件以上あった七府県のうち神奈川、千葉、愛知など六府県は全件を、滋賀県は五件中三件を報告していた。
 都の事務局が報告しなかった請願には、君が代斉唱などを教職員に義務づける「一〇・二三通達」関連や、学校給食用牛乳の放射性物質測定をめぐる請願などがある。事務局によると、要綱で「委員会決定に該当する請願」を委員会に報告すると定めている。請願を選別する根拠となる、要綱そのものの改善を求める請願も六件あったが、要綱そのものをどうするかは「委員会決定」にあたらないという。一方で、君が代斉唱関連は「すでに方針が決まったこと」だから報告しなかったという。
 都教委教育情報課の波田健二課長は「教育委員会の効率的運営や請願の迅速な処理のため件数を絞っている。報告していないものも事務局で丁寧に対応している」としている。


先週の土曜日に集会が行われた河野さんの免職事件。

http://blog.iwajilow.com/?eid=1071761

高校教師だった河野さんが痴漢「冤罪」事件で有罪判決確定後、すぐさまに免職処分となりました。免職を取り消してくれとい根拠の一つとしてきちんと検討していないじゃないかという主張があります。裁判の中の様々な証拠から最初に「免職」という結論ありきで教育委員が何一つ検討せずに事務局の決定を追認しただけなのではないかと思います。そして逆転勝訴の高裁判決の中でもこう書かれています。

「定められて基準による加重事由および軽減自由の存否や上記基準に照らして類比すると認められる事例との処分の均衡について検討が加えられたと認められない」

つまり自分たちの決めた基準と比べてどうなのか、検討してないじゃないか、ということです。

さて、「免職取り消し」の逆転判決を不服として横浜市教育委員会は上告受理の申し立てを行いました。

これはまず最高裁が上告を受理するかどうかを決め、上告を受理しないと決定すれば控訴審判決がそのまま確定。上告を受理するとなった場合、審理に入り高裁判決を棄却するか、差し戻すのか、自判するのか決まるそうです。

集会の中でこの「上告受理申し立て」について主任の岡田尚弁護士はこう話していました。
「教育委員会は自分たちの考えたガイドラインを全く無視しているじゃないかという一番教育委員会にとって痛い判決。上告をしないと言われっぱなしだということもあってある面、感情的に上告をした面もあるのではないか」

そして教育委員会の「上告受理申し立て書」についてはこう話してくれました。
「市側が根拠としたのは昭和52年の神戸税関事件の最高裁判決です。行政機関がやった行政指導を裁判所が違法かどうか考える時に自分が行政庁の立場に立場になって考えて、これはおかしいと言っていけません。裁量権があるので行政庁の判断が正しいものだという前提に立つべきだ。正しいという前提に立ったうえで社会的に著しい妥当性を欠いている場合のみ判断すべき。というものでよくない判決です。

上告受理申し立て書にある『従って裁判所は処分の適否を判断するに当たっては懲戒権者と同一の立場に立って懲戒処分をすべきであるか、またいかなる処分をするのかについて判断し、その結果と懲戒処分とを比較して軽重を論ずるべきものだはなく』…これがミソです。

自分が教育委員会の立場に立って、この処分は重過ぎるだろうと言って取り消してはいけません。同じ立場に立って考えてはいけません、というもの。

行政のやった処分に対して司法が口出しをするなというもの。

さらにこうも書いてあります。この判決を確定させたら教育委員会としては次の時に、処分が出せなくなるとも言っている。

『本件痴漢行為ほどの犯罪事実が確定しているにもかかわらず懲戒免職処分を取り消すもので萎縮効果により今後の懲戒権者の懲戒処分にもたらす影響も大きくかつ教育現場に甚大な混乱や教育活動遂行に支障を生じさせることは不可避であり、あまりにも今日遺棄現場および教育行政に対する影響が大きいものである』

つまり勝手に処分できないじゃないか、これから萎縮しなければいけないといっている。それが教育現場に混乱をもたらす、といっている。どこからこういう感覚が出て来るのか、自分たちのやることに裁判所が口出すなと言っている。

貴方の懲戒免職おかしいでしょうとチェックするのが裁判所です。

この判決が確定したら、私が困るでしょう、と言っている。君が困るのに何か問題があるのかといいたいですね。これは権力を持っている人のうぬぼれですね。権力があるからこそ皆から縛られて規制のある中で裁量権を行使しなければならない。そのために自分たちで指針も作っている。それを処分権の行使が適正であるためにこの指針を作った。何の基準もない中で処分権を行使するのではなく、きちっと基準を作ってやる。自分で作っておいて何故やらないんだというのが高裁判決です」

僕はこの「上告受理申し立て書」を読んで悪意に満ちているなぁと感じました。

まずこの申立書は確定された河野さんの痴漢行為についてこう言っています。

「白昼堂々となされた2名の女性に対する陰部および臀部を触ったという痴漢行為」

高裁判決では痴漢行為についてこう言っています。「白昼、デパートの地下食品売り場において通行中の第一被害者に対し、すれ違いざまに被害者が着用していたジーンズの上からその股間付近を手で触り、更にその直後に第二被害者に対してすれ違いざまに第二被害者のスカートの上からその臀部を手で触ったというもの」

民事の高裁判決も同じく刑事確定判決の記録を見ているわけですが、だいぶ印象が違うと思うのは気のせいですか?わざと事件を甚大に見せていませんか?

さらに処分が重すぎるという判断の根拠として、これまでの教育実績が良好であると判決は言っていますが、これにとってはこう言っています。

「過去の実績があるからこそ保護者との間の信頼関係の破壊を増大させる保護者の存在も当然に予想される」

では、過去の実績を処分の軽減事由に何故入れているのか?
今まで不良教師と言われていた無断欠勤を繰り返すなどの教師が痴漢をしたときには「あの人ならやりかねないね」ということで軽減自由に当たるというのか?もう理屈として破たんしています。

さらに生徒、保護者、卒業生などから確定判決後も支援協力を申し出ていることに対しても
「大多数の面識のない児童、生徒や保護者においては白昼堂々となされた2減りの女性に対する陰部および臀部を触る痴漢行為の刑事の確定判決がある以上、その信頼関係の回復や恐怖の払底は困難」と書かれています。

これって、どういう事件か知らないからでしょう?正確な情報を知らない人が子の教育委員会のいう、不正確な情報をうのみにしているということではないですか?自らその種をまいているのではないですか?また「大多数の面識のない児童、生徒や保護者」が「信頼関係の回復や恐怖の払底は困難」と言っているのであれば、具体的にこの人が言っているとか、こういうアンケート結果があったということも示すべきだと思いますが、そういうものはお示しになされましたか?自分たちで作りだして思いこんでいるだけではないですか?

突っ込みどころ満載のこの「申立書」も教育委員が書いたとはあまり思えないので、きっと事務局と代理人の合作なんだと想像しますが、それでしたらすごいですね。
(万が一教育委員が書いたとしたら、そんな人たちが教育委員なのだと思うとすご過ぎると思います)

自分たちのプライドやメンツを守るためには何でもするというお役人根性を見せていただいています。どこまで暴走していくのでしょうか。誰か止めてやってください。。。



岡田尚弁護士(左)
posted by iwajilow | 10:03 | 痴漢「冤罪」河野事件 | comments(2) | trackbacks(0) |
裁判は勝てません
JUGEMテーマ:日記・一般

22日(土)、横浜デパ地下痴漢えん罪事件で免職処分になった河野さんが
免職取り消しを求めた裁判で逆転勝訴判決を勝ち取った報告集会が開かれました。

http://blog.iwajilow.com/?eid=1071705

免職処分を科した横浜市側は上告受理申し立てをしているため
この判決はまだ確定していませんが、とりあえず河野さんもホッとしているようでした。

ただこの上告受理申し立ての理由というのが悪意に満ちたもので
これについては後日、改めて報告します。

集会の中で河野さんは
「痴漢冤罪は勝てません。最高裁で逆転無罪判決が出た防衛医大の判決も3対2でした。
警察に逮捕されれば起訴され裁判でも勝てません。何も変わっていません。これが現実です」
と挨拶されていました。

河野さんが言う通りで現実は無実の人がどれだけ悔し涙を流しているか…。

裁判の中身を見れば裁判というのがいかにいい加減なものかわかり
皆がいい加減なものだと知れば、信頼がなくなるので
そうすれば少しは変わると思うのですが、なかなか難しいものです。








 
posted by iwajilow | 09:00 | 痴漢「冤罪」河野事件 | comments(1) | trackbacks(0) |
役所はただプライドを守るためだけに存在するのか…河野さん事件、横浜市が上告
JUGEMテーマ:日記・一般

先日、拍手に包まれた法廷の状況をリポートさせていただいた
横浜デパ地下痴漢冤罪事件。

http://blog.iwajilow.com/?eid=1071690

上告の期限を迎えたので河野さんに連絡をしてみました。

元気そうな河野さんの声が聞こえたので
判決が確定したのかと思ったのですが
実は横浜市は河野さんの勝利判決を不服とし24日に上告したそうです。

なんのために?

どなたが河野さんの「懲戒免職」を望んでいるのか僕にはよくわかりません。
河野さんを「懲戒免職」にすることで誰が幸せになるのか、僕にはよくわかりません。


「罰金刑は自動的に免職になるのだから、もっと慎重に判断すべき」
と言われたことに対して「慎重に判断してるんだよ!」ということなのだと思いますが
それは裁判では何一つ立証されなかったではないですか?

法律はだれのためにあるのかというイメージが
役人と僕らとはかなり違います。

法律は市民を幸せにするため、あるいは市民を守るためあると
僕も以前は考えていました。

しかし現実は違います。
役人を守るため、役所を守るためにあります。

だから教育委員会という役所を傷つけられたことに
対して許せないという意味の上告なのではないでしょうか?

上告にあたっての代理人たちの費用は当然、税金から出ます。
自分たちの懐はなにも傷みません。

僕はお金が使い放題なので、こうしてプライドのためだけに
躊躇なく上告が出来るのではないかと思えてなりません。

少なくとも、横浜市は上告すべき明らかな
憲法違反、判例違反があると判断したのですから
それはそれで本当に上告するに足る理由があるのか、
きちんと見たいと思います。

しかし、もしそれがいたずらに河野さんの時間を奪うだけの上告であれば
こんなにひどいことはありません。
きちんと責任を取るべきだと思います。

でも誰も責任なんてとらないんですよね。
だから好き放題出来る。。。

河野さんは
「弁護団も一審でこちらが負けていることもあり、当然上告してくると思っていたから
大丈夫です」と言っていました。

ただ河野さんの時間が奪われていくことが
残念でなりません。。


 
posted by iwajilow | 11:29 | 痴漢「冤罪」河野事件 | comments(1) | trackbacks(0) |
法廷は拍手で包まれました…デパ地下痴漢冤罪事件・涙の判決
JUGEMテーマ:日記・一般

「原判決を取り消す。懲戒免職処分を取り消す」
裁判長がこう告げた時、僕は一瞬なんのことかわかりませんでした。
おそらく満員の傍聴席にいた方々もそうだったのだと思います。

一瞬の静寂が法廷を包みました。
「勝訴…?」

そして少し間をおいて拍手がわき起こりました。

原告席にいる河野さんの目がうるんでいました。
刑事事件から河野さんの弁護を担当していた西村弁護士が泣いていました。
主任の岡田弁護士が天を仰ぎます。

河野さんが弁護士の方々一人一人と握手をします。
支援者と抱き合います。

「長い間、ありがとうございました」

昨日、東京高裁で横浜高島屋痴漢冤罪事件の河野さんの
行政処分の取り消しを求めた民事訴訟の判決がありました。
裁判長は河野さんの訴えを却下した一審判決を取り消し
懲戒免職処分を取り消すという判決を下しました。

事件が起きてから8年。判決が確定し、懲戒免職が下されてから6年。
長い長い戦いでした。
「本当にうれしい。長かったけれど、やめないでよかった」

横浜高島屋痴漢冤罪事件
2006年1月15日(日)午前10時40分ごろ、横浜高島屋の地下食品売り場でアルバイトを始めた娘の河野氏が娘のバイト先に向かう途中、3歳の子どもをつれダウンジャケットを着てGパンをはき、大きなかばんをたすき掛けにかけた女性とすれ違う際にぶつかった。その後、もう一人20代の女性とすれ違った。このときに女性が「お尻を触った」大声で抗議。すると先ほどの子連れの女性が、「私も股間をなで上げられました。あなたが触られるところも見ました」と抗議。「何もしてません」と抗弁するものの聞き入れられなった河野氏は危険を感じ逃走する。しかし警備員に捕まり、そのまま25日間拘留された。河野氏は「触ってないし、右手にかばんを持っていたので不可能」と主張したものの1審では懲役4ヶ月執行猶予2年。2審ではすぐに免職処分が下る懲役刑は『酷に過ぎる』と減刑され罰金50万円の有罪判決。裁判の中で実際、女性は河野さんの痴漢行為を目撃していなかったことや、その場で振り返ったといっているが実際には歩いていたことなどたくさんの矛盾点も明らかになるが、最高裁は上告を棄却しこの判決が確定する。そして教育委員会はこの確定判決をもとに河野さんを懲戒免職処分とした。今回の民事訴訟はこの懲戒免職処分の取り消しを求めたもの。


主任の岡田弁護士が判決を解説してくださいました。
「一審は勝つと思っていて負けて、今日は厳しいと思いながら法廷にいました。
裁判というのはなかなかわからないものです。
ただ諦めないで戦うこと。そういう思いがこういう結果につながりました。

判決は『痴漢はなかった』、そうは言えない。
けれども処分権の乱用について勝たせています。
教育委員会が決めた指針通りに検討しているかというと、検討してないじゃないか。
刑事事件そのもの著しく悪質なのか、犯罪といったってその程度というものを考えていけない。悪いけれども著しく悪質なのか?そこまでではないでしょうというものです。

河野さんには処分を重くする加重事由は全くないではないか。しかし軽減事由はたくさんある。
『29年間にわたり、教科指導の指導能力につきよい評価を得ている』
『社会科の教科書や教材の編集に携わり定時制高校存続のために新聞への論稿の投稿や記録ビデオの編集に関与するなど、研究活動やス亜快適な活動などにも取り組み、公務内外において実績を重ねていた』
『上司や同僚、教え子である生徒からも信頼されていた』
『少なくとも日頃の教員態度または教育実践が極めて良好であるといえる』と判決に書かれています。
こういうところに自分の生きてきた評価が出てくるんですね」

と解説してくださったあと、こう漏らしました。
「しばらく勝つことがなかったのですが、これはやっぱり正義は勝つんだと…」

西村弁護士はこう話していました。
「本当にうれしいです。8年間戦って、今日どんな判決が出るんだろうと思ってきました。こんなうれしい判決ってなかなかないです。あきらめないということの大切さを学びました。最後の最後で逆転できてよかった」

ただぶつかっただけで、懲戒免職処分にされてしまったこの事件。
本当に最後に勝ててよかったと思います。

もう河野さんは定年を過ぎてしまっているけれども
この判決が確定すれば、教員免許は戻るので私立学校や
臨時で教員をする道が開けます。

そしてあと2週間、横浜市側が上告しなければこの判決が確定します。

もうこれ以上、河野さんを苦しめるなよなーと思います。
 
posted by iwajilow | 00:33 | 痴漢「冤罪」河野事件 | comments(2) | trackbacks(2) |
もう一度教壇に立たせてほしい…河野さん控訴審結審
JUGEMテーマ:日記・一般


昨日、ブログで紹介した土肥先生の裁判。
その同じ法廷で、あの判決からおよそ1時間後、
痴漢えん罪を訴え、教壇にもう一度戻してほしい
という元高校教師、河野優司さんの口頭弁論が開かれました。

http://blog.iwajilow.com/?eid=1071573

河野さんは「同じ裁判官?」と心配そうにされていましたが
同じ裁判官です。。。

この日は河野さん側から意見陳述が行われました。

主任の岡田尚弁護士は「果たしてこれが懲戒免職にあたる事案なのかどうなのか、きちんと検討してほしい」と訴えました。

「刑事確定判決は一審判決を破棄してわざわざ罰金刑にしました。これは本件だけでいきなり免職と言うのは酷過ぎると認定されたということです。もちろん刑事確定判決がそのまま行政処分になるわけではないと言うことは理解できます。しかし、民事訴訟の原判決においてなぜ刑事確定判決が「酷」といったのかまったく説明もされていなければ、懲戒免職処分が「酷でない」という説明もない。

行政処分においても被処分者のやってきた具体的事実を考慮するということも書かれています。これは被処分者に対しての有利な事情も考慮するということで、それをしなければならないということになっている。しかし本件の教育委員会の判断にはそういった河野さんの有利な事情が全く加味されていない。どういうふうにそこを判断したのか。日ごろの勤務態度、教育実践の場においてもその評価は極めて良好であるということをなんら考慮されていない。


今回の私たちは、3つのことから、河野さんの処分は不当であると訴えています。処分事由の存在が誤りである。つまり痴漢行為はなかったという主張。また痴漢事実が前提としても処分が重過ぎるという主張。そして手続きの瑕疵。この3つです。


その一つ一つについて仮にクリアできなくても、刑事判断を覆すほどの事由がなくてもあるいは手続きの違法性だけで取り消されるべきだと言うことにならなくてもトータル的、総合的にものを考えれば処分権の乱用であるという判断は出来ると思います。


もうひとつ本件で求めているのは懲戒免職の取り消しであって即、教壇に戻せと言うものではありません。どういった手続きを経るのか、また別の処分を行うのかは、行政権の裁量の範囲であると考えています。

本件がいきなり教員としての身分を剥奪するそういった処分がふさわしい事案なのか、ぜひトータル的に考えていただきたいと思います」
 
岡田弁護士の弁論を聞いた後裁判官はこう告げました。


「これで弁論を終結します」


河野さんに発言する機会は与えられませんでした。


この後は、判決が残るのみです。裁判官はこう言いました。

「判決までちょっと長めに時間を取りたいと思います」。
 
これが何を意味するのか分かりません。
土肥さんの裁判では土肥さんに有利な証人をわざわざ採用しておいて全面敗訴にしました。

判決日は4月11日ということです。
 
ただこの判決の出る頃、河野さんは60歳だそうです。
すでに定年を迎える年になってしまいました。

一人の人間の人生を狂わせたのは誰ですか。

posted by iwajilow | 21:11 | 痴漢「冤罪」河野事件 | comments(1) | trackbacks(0) |
もう一度教壇に立たせてほしい
JUGEMテーマ:日記・一般

一昨日の火曜日、東京高裁で免職処分の取り消しを求める河野さんの控訴審が行われました。

この事件は何度かこのブログでも紹介していますが、当時高校の教師をしていた河野さんがデパ地下で女性にぶつかったのを痴漢とされ、有罪が確定し懲戒免職、さらに教員免許もはく奪されてしまったという事件です。

http://blog.iwajilow.com/?eid=1071500

僕は河野さんが女性にぶつかったにもかかわらず謝らなかったことで女性が河野さんを痴漢に仕立てあげた可能性もあると考えています。なぜならば、この女性は河野さんを犯人にするために様々なウソをついているからです。たとえば、河野さんが「別の女性のお尻を触っているところを見た」→物理的に見えないことが証明されると「お尻の方に手が伸びていたのが見えた」と証言を変更。さらに「触られてその場で振り返った」→1.8メートル歩いてから降り返っていたことが判明→「手が伸びているのが見えた」という証言もウソの可能性がある。

河野さんは捜査段階から一貫して否認していました。しかし罰金40万円の有罪が確定。さらに教育委員会で「懲戒免職」の処分を受け、それは重すぎる、なんとか教壇に戻してほしいと「免職処分取り消し」を求めて裁判を起こしました。しかし一審判決が河野さんの訴えを全て退けたため、今回の控訴となりました。

今回、口頭弁論が開かれる前から「高裁は1回結審して棄却というのが多いので、なんとかそれだけは阻止したい」と言っていました。結果的には次回の期日も入り、1回結審ではなくなりました。河野さんも「首の皮1枚つながった」と喜んでいました。

さて、口頭弁論終了後、主任弁護士の岡田尚氏はこう話してくれました。

「高裁は通常、1回結審なので、今回も決心されるのではないかと思い、全部出し切ろうと準備書面、答弁書に対する反論書など強引に入れたところがあります。結果的に1回結審にならず、良かったと思います。

この裁判は『懲戒免職取り消し』を求めた裁判なので、そこに絞る形にしました。柱は3つです。―菠事実のない冤罪性、⇔矛困厳しすぎる、手続きがいい加減の3点です。原判決はこの3つを個別に判断したわけです。これを総合的に判断してほしい。3つを総合的に考えたら免職というのは重すぎる。

今回は免職を取り消すのが第一です。免職を取り消して直ぐに教壇に立たせろとはこちら側も主張しない。それはまた行政が考えればいいとハードルを下げました。総合的に考えたら免職はきついでしょ。そこを考え直してくれ、この程度で免職にしていいのという辺りを冒頭に付け加えました。

無罪論、冤罪論で突っ走るのはいかがなものかと、どう勝つのかに絞りました。

刑事確定判決をひっくり返さないと、免職処分を取り消しでないというふうに思わせない。そういうところを意識的に主張しました」

河野さんは「色々な人に支えられ、応援され、もう勝ち負けを超えたところにきました。勝っても負けても後悔しません」と話していました。

僕はこの事件、刑事の高裁段階から傍聴していて、判決の時に「無罪が出たら高校から生中継しましょうね」と中継車の手配までしていました。まさか有罪判決が確定するとは思っていませんでした。

河野さん、もう一度教壇に立てるといいなぁ。。。


 
posted by iwajilow | 10:34 | 痴漢「冤罪」河野事件 | comments(2) | trackbacks(0) |
河野さん、控訴を決断
JUGEMテーマ:日記・一般

2006年1月、デパートで「ぶつかった」女性に痴漢とされ
「虚偽」の証言で有罪判決を下された河野優司さん。

http://blog.iwajilow.com/?eid=1071457

当時、高校の教師だった河野さんは教育委員会から免職の処分を受け
教壇から追われることになります。

その処分の取り消しを求めた裁判が行われていましたが
8月30日、訴えは棄却されてしまいました。

逮捕以来、一度もぶれることなく一貫して無実を訴え続けた河野さんは
この「処分」取り消し裁判を自ら「再審」と位置づけていただけに
そうとう落胆しているようでした。

河野さんはこれまで一度も自分の主張に耳を傾けられることもなく
「公平」とは名ばかりの裁判所と戦い続けてきました。

この「処分」取り消し裁判を最後の闘いとしていた河野さんですが
今回、「控訴することを決意しました」という手紙が届きました。

河野さんはすでに59歳です。この裁判で行政処分の取り消しが出たところで
すでに定年を過ぎています。

ですが、これは真実を真実として認めてもらいたいというただそれだけの裁判のような気がします。

裁判所にとっては冤罪であれ日常的なルーティンワークの一つですが
真実とはその当事者にとってとても気高いものです。
何ものにも代えられません。

「どーでもいいじゃん、罰金刑だし」という役人の根性と
一般市民の魂の戦いだと思っています。

河野さんの手紙にはこうありました。

「正直、世界の不条理や世の中の理不尽さをいやというほど味わっています。でも不幸ではないから不思議です。現実のむなしさを超えて余りある暖かな人々に包まれているからだろうと思います」

僕はこの気高さを持つ河野さんはすでに司法ムラの役人たちをはるかに凌駕していると思います。



 
posted by iwajilow | 08:57 | 痴漢「冤罪」河野事件 | comments(4) | trackbacks(0) |
「何も考えられません」…河野さん請求棄却
JUGEMテーマ:日記・一般


「原告の請求を棄却する」
裁判長がそう告げたとたん「なんで?」という声が上がりました。。

昨日の横浜地裁、「痴漢」により免職処分にされた元高校教諭の河野優司さんが
免職処分取り消しを求めた裁判の判決です。

横浜高島屋痴漢冤罪事件
事件が起きたのはすでに今から6年半前の2006年1月15日。日曜日の午前中です。
その日、娘のアルバイト先で弁当を買って帰ろうと高島屋の地下街を訪れた河野さん。
地下街を歩いているときに後ろから来た女性にいきなり手首をつかまれました。
「触ったでしょ!」
「え、やってない…」
大声で叫ばれた河野さんは娘に迷惑がかかると思って
手を振りほどき、逃げ出す。しかし途中で店員に取り押さえられます。

逮捕の決め手となったのは被害者が二人いて、そのうち一人が河野さんが別の女性を触っているところを見たという証言。

ところが、裁判の中でこの証言がウソだったことが発覚します。
女性は、河野さんが触ることを見ていませんでした。

それどころか、騒ぎがあってから振り返った可能性すら出てきたのです。

河野さんが歩いているときに、3歳もしくは4歳の子供の手を引きながら歩いていた30代女性とすれ違います。
この人が「すれ違う瞬間に股間を触られた」という女性です。
この女性は警察の調べで、「頭が真っ白になり、その場で後ろを振り返ったところ
犯人(河野さん)が別の女性のお尻を触っているのが見えた」という内容のことを供述していました。

ところが、もう一人の女性はこの30代の子連れ女性のほうに向かって歩いているわけだから
お尻は当然ながら後ろにあり見えないのです。

公判で弁護士にそこを突っ込まれると、「手が伸びているのが見えた」と証言を変えました。

さらに最高裁段階でこの女性は証言に虚偽があったこと可能性が浮上してきます。
この女性は「頭が真っ白になり、その場で振り返った」と証言していますが、
警察の実況見分の写真によれば、女性の触られたという場所と
振り返ったという場所は同じ場所でなかったのです。

タイル6枚分(およそ1.8メートル)前方に歩いている。。

つまり女性は触られた後、頭が真っ白になり、その場に立ち竦んだわけではなく
普通に歩いていたと思われるのです。

幼児の手を引き歩いていったことを考えると、彼女が振り返った時間には
すでに河野さんは第2の女性とすれ違った後になる可能性が高い。

河野さんはこの子連れ女性とぶつかったことは認めていることから
こう考えることはできないでしょうか。

女性が子供と歩いているときに河野さんとぶつかった。
謝りもしないで行く河野さんに腹を立てた。
「なんだよ、あのオヤジ」
と思いつつ歩いていると、後ろで「痴漢!」と言う声が聞こえた。
「えっ?」と思って振り返るとさっきのオヤジだ。
アイツめ!

そう思って、引き返し、女性に告げた。
「あなたもやられましたか。私もやられたんです。触っているところ、見ましたよ」

一人の女性のウソが河野さんの人生を台無しにしたのだとしたら、
これほど恐ろしいことはありません。

このほかにも検察側の立証に怪しいところはたくさんあったのですが、
(そもそもこの女性たちは、日曜日のデパ地下で、自分たちと河野さんの間には
「ほかに誰も歩いていなかった」と証言しています。だから河野さん以外犯人は考えられないと言うロジックです。横浜の高島屋のデパ地下の日曜はそんなに暇なんですか?さらに第2の女性は右側をすれ違った河野さんにお尻の左側を「ポン」と触られたと言っています。カバンの紐が当たったと考えられないですか?そもそも「ポン」が痴漢ですか?)

しかし裁判所は被告の言い分なんて聞きやしません。
河野さんは有罪が確定します。

一審判決は懲役4ヶ月、執行猶予2年。
しかし実刑判決だと、公務員は自動失職になります。
二審判決は、自動失職は「酷に過ぎる」として罰金刑(40万円)にしました。
そして最高裁でこの罰金刑が確定。
罰金刑だから自動失職ではありません。
河野さんは停職処分であれば、教職に復帰することができます。

ところが、教育委員会の下した結論は
「免職」でした。

この『免職』を取り消してもらうために
人事委員会に訴えもしました。

しかし、これも却下されます。そして今回一縷の望みをかけたのが
この「免職処分取り消し」を求める民事訴訟でした。

事件以来、一貫して無実を訴え続けてきた河野さん。
もう一度教壇に立ちたいという河野さんの思いはまたしても届きませんでした。

判決後、無理して笑顔を作ろうとする河野さんを見て胸がつぶれる思いでした。
「何も考えられないです…。次、いい裁判官に当たるとは限りませんから…」

今回の判決理由の要旨の読みあげを
裁判官は「省略」しました。

なので、どういう理由で河野さんの訴えを退けたのか、
今の時点で僕は知りません。
傍聴人は当事者でありませんから
理由を読み上げる義理もありません。
判決文は当事者には届きますし…。
(ちなみに一昨日のセクハラ裁判は要旨を読み上げていました)

きっと「合理的」に考え、そんなことは時間の無駄だと判断されたのでしょう。

今回のこの「優秀」な裁判長、名前は阿部正幸といいます。 

posted by iwajilow | 10:20 | 痴漢「冤罪」河野事件 | comments(4) | trackbacks(0) |
理不尽をどう乗り越えるのか…河野さんの思い
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昨日、行われた横浜高島屋痴漢冤罪事件
行政訴訟の口頭弁論。
僕は時間を間違えていて傍聴することはできませんでしたが、
報告集会には参加できました。

結審にあたり河野さんはこう話していました。

「この7年間は無駄だったのかなと思うことがあります。
これがなければ違う人生があったのではないかと思うことがあります。
でもたった一つ、偉そうなことを言わせてもらえれば
世の中には理不尽なことや不合理なことがたくさんあります。
それとどう向き合ってどう乗り越えていくか
ということが問われているのではないかと思うのです。

僕がそれを乗り越えらるかどうかはわかりません。
ただ判決日に判決に一喜一憂しない自分がいたらいいなと思います。
この7年間をかけてそこに至ったということを伝え
皆さんに感謝したいと思います。

7年間、付き合って下さり
どうもありがとうございます」


昨日 横浜弁護士会館であいさつする河野優司さん

posted by iwajilow | 05:06 | 痴漢「冤罪」河野事件 | comments(0) | trackbacks(0) |