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TVディレクターがメディアでは伝えられないニュースの裏側を日々レポート。
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見えない手錠を外すまで
JUGEMテーマ:映画

明らかな冤罪事件の一つ、「狭山事件」を描いたドキュメンタリー
「見えない手錠をはずすまで」の試写会が3日の日曜日に行われました。

この事件も名張毒ぶどう酒事件や袴田事件と同じく全てに無理がある事件です。
そもそも当時、字のかけなかった石川一雄さんにどうして脅迫状が書けたのか?
僕にはちっともわかりません。

上映後の舞台あいさつでも石川さんはこう言っていました。
「私は自分の無知から犯人にされてしまいました。そして拘置所の中で10年間
3食の食事の時間以外はずっと勉強しました。そうやって字を覚えました」

映画そのものは、石川さんと早智子さんのとてもいい夫婦ぶりの物語だなぁと感じました。
二人の当意即妙なやりとりが漫才みたいでいい感じです。

映画の中に石川さんが冷やし納豆そばを食べているシーンがありました。
石川さんは体調を管理するためにカロリーなどをきちんと考えて
夜はそばと決めているそうです。

そして面倒くさがらないできちんと食べ終わったら自分で食器を洗う。
すごく規律正しい生活をされていると思いました。

ただ映画を見た僕は純粋に納豆そばが食べたくなり、昨日の夜は納豆そばを作って食べました。

映画の中で石川さんが夢を語るシーンがありました。
「無罪を勝ち取ったらケニアに行きたい。
そして動物たちを見てみたい」

そして舞台挨拶でもこう言っていました。
「無罪を勝ち取ってあと30年は生きたい。出来れば刑務所にいた32年以上生きたい」

体調管理もすべて、こういった思いからなんだろうなぁと
その精神力に頭が下がります。



posted by iwajilow | 11:08 | マニアックロードショー | comments(0) | trackbacks(0) |
世界が食べられなくなる日
JUGEMテーマ:映画

昨日は横浜で行われた「世界が食べられなくなる日」の上映会に行ってきました。

権力者や大企業など向こう側の人が提供する情報というのは
ウソではないけれども本当ではないということを告発した映画で
非常に考えさせられました。

http://www.iwajilow.com/col/col4.cgi

上映後、セネガルの方による伝統音楽のミニライブがあり堪能させていただきました。

アフリカの伝統音楽というと太鼓のダイナミックな音楽を想像してしまうのですが
澄んだハーモニーの涼しい音楽でした。







 
posted by iwajilow | 16:47 | マニアックロードショー | comments(0) | trackbacks(0) |
「選挙2」と「表現の自由」
JUGEMテーマ:日記・一般

週末「選挙2」を見てきました。
大盛況で僕は立ち見席でした。




普段僕らがカッとするような場面をふんだんに使っていて、見る者が監督を追体験できるような映画で非常に楽しく見ることができました。

http://www.iwajilow.com/col/col4.cgi






映画館前の長蛇の列


舞台あいさつをする監督(右) 出演の山内さん夫婦(左)



 
posted by iwajilow | 07:02 | マニアックロードショー | comments(0) | trackbacks(0) |
天使の分け前
JUGEMテーマ:映画

「樽の中のウィスキーは毎年2%ずつ蒸発していきます。
 これを『天使の分け前』といいます」

いいですね、このセリフ。

イギリスで長い間、労働者の映画を撮り続けていた
ケン・ローチ監督の新作を見に行ってきました。

社会からはみ出した青年たちの更生(?)の物語
って言われているけど
実は社会からはみ出した青年たちが
支配階級に対して頭を使って「復讐」して
自分たちの幸せをつかんでいく物語なんじゃないかな
と感じました。

弱いはみ出し者たちが頭を使って
強者たちの鼻を明かしていく。
だからものすごく痛快です。

これは盗みじゃないだろ?俺たちへの「分け前」だ。
そんなメッセージが聞こえてきそうです。

ケン・ローチ監督は
サッチャーが亡くなった時に
「葬式を民営化しろ」と言ったそうです。

さすが、筋金入りは違います。
posted by iwajilow | 09:03 | マニアックロードショー | comments(0) | trackbacks(0) |
X年後
JUGEMテーマ:映画

ロードショーのときに見ようと思って前売りを買っていたのに
見ることのできなかった、「X年後」が渋谷で再映されているので見てきました。

ビキニ諸島の行われた水爆実験で実はたくさんの被害が発生していたのではないかと告発する映画です。

この取材を行ったのは愛媛の南海放送。そして「NNNドキュメント」で放映されたそうです。

「NNNドキュメント」は僕が大学の時に見てえらく感動し
この業界を志すきっかけとなった老舗のすばらしい番組です。

しかし、この業界に入ってしばらくするといろいろなことがわかってきました。

NNNドキュメントは決してゴールデンタイムでは放送されません。
誰が見ているかわからないような深い時間での放送です。

視聴率という問題もあると思います。
しかし、NNNドキュメント的なものがたとえばNHKの7時のニュースで放送されることはありません。

考えすぎだと思うのですが、日本の放送業界に与えられた報道の自由の限界を感じたりもするのです。

僕にはこれが「目立たない時間なら大目にみてやるぜ」と言われているような気がしてならないのです。


レビューはこちらです。
 
posted by iwajilow | 16:03 | マニアックロードショー | comments(0) | trackbacks(0) |
異国に生きる
JUGEMテーマ:日記・一般

知人の土井敏邦さんの新作映画が公開されたので見に行ってきました。
今回は日本に住む、ビルマ人の物語です。

いつもながら土井さんの圧倒的な取材量には驚かされます。
どこからこの取材時間を捻出しているだろう?
この取材も15年前からです。
土井さんも仕事しかしてない人です。すごいなぁ。。。

上映後、土井さんとこの映画の主人公のビルマ人チョウさんの対談が行われました。
対談というか、土井さんによるインタビューのような感じでした。

その中でチョウさんはこんなことを話していました。

「本当はビルマで暮らすことが一番いいのですが、なかなか帰国するのが難しい状態です。
(映画を見て)みんな若い。

今、自分で見たらこんな年をになったって。もうそろそろ50歳だ(映画を撮り始めた頃は30代前半)。でも日本で20年以上暮らして自分の人生もプラスに変わっています。

母国に帰ることができないのは悲しいですけども、ここでこうして暮らして自分のためだけでなく他人のためにも生きていけることがうれしい。それは自由があるからできる。

ビルマに帰るということは最初日本に来た時から決めていたのでいつかは帰ります。それまでに何ができるか。日本という国はどういう国か、自由な世界とは何か、民主化とは何か。日本にいる事で帰った時にそういうことを国の皆に伝えることができます。

僕から見れば日本は練習場で日本で勉強したこと、経験したことをビルマで伝える。だから練習場です」

映画の中で、チョウさんが難民申請して難民認定はされたものの、在留資格をなかなかもらえず、旅行許可も出ず、ビルマからタイへ出国した妻になかなか会いに行くことができないシーンがあります。

この時にチョウさんはこう言っています。
「犯罪者のように扱われました。『お前は難民なんかじゃない。超過滞在者じゃないか。お前はカネもうけのために来たんだろ、難民として認めない』と言われました。『私は超過滞在者です。でも犯罪者ではありません。政治難民です』といいました。それでも彼らは犯罪者のように扱いました」

そして、また難民申請が認めてもらえず、1年3カ月にわたって、入管に勾留され、しかも入管では結核患者と同室にされ、その結核患者を医者に診せてくれと言っても聞いてもらえず、手紙を出してやっと医者に連れて行ってもらったというビルマ人のエピソードも紹介されます。

土井さんは「日本で13年間かかって結局難民として認めてもらえず、諦めてアメリカへ行ったらわずか1時間のインタビューで難民として認められた。いったいこの日本という国はなんなんだろう」と話していました。

日本が民主化しているのは民間人の部分だけで、役人というのはどの役人も腐りきっているだと僕は思っています。

しかし、こういった仕打ちを受けながら、チョウさんは東日本大震災の時に日本に住むビルマ人たちとバスをチャーターして炊き出し行きます。

こういった行動をとるチョウさんに土井さんが「入管とかで酷い目にあって、それでもそういったボランティアができる。日本人は何か、チョウさんにしてあげましたか?何もしてないでしょう」と問いかけました。

「実際、この社会に住んで、日本の人たちと、日本の国内で暮らしているので、自分たちは何ができるのかと考えています。だから震災の時、何ができるのかと考えました。僕一人じゃなくてビルマ人はみんな考えています。

だから入管の人がどうとか、日本人が何をしてくれたとかは考えていません。できることをやろうと思いました」

凄いなぁ。「あやつは、僕にこんなひどいことをしやがった。絶対許せない」とか思ってしまっている自分を恥ずかしく思います。

レビューはこちらです。
http://www.iwajilow.com/col/col4.cgi


チョウさん(左) 土井敏邦監督(右)
posted by iwajilow | 09:41 | マニアックロードショー | comments(0) | trackbacks(0) |
約束
JUGEMテーマ:映画


名張毒ぶどう酒事件の奥西勝さんを描いた映画、約束を見に行ってきました。
凄い映画でした。

レビューはこちらです。

http://www.iwajilow.com/col/col4.cgi


この事件は映画で描かれているエピソードのほかにも奥西さんの無実をうかがわせる事実がてんこ盛りです。
例えば奥西さんはニッカリンTを竹筒に入れて上着の内ポケットに入れて運んだといわれています。その竹筒は発見されていません。それより以前に、上着の内ポケットにニッカリンTという猛毒を竹筒に入れて運べるのか?竹筒は10センチもない小さな細いものだとされています。両手にはぶどう酒や日本酒のビンを提げています。内ポケットを押さえることもできません。竹筒は確実に内ポケットの中でひっくり返ります。新聞紙で栓をしていたといいますが、そんなもん染み込んでいってしまいます。


こういった浮世離れした机上の空論で人の人生を奪う裁判所、警察、検察官に激しい怒りを感じるばかりです。 
 

http://blog.iwajilow.com/manage/?mode=write&eid=1071514

posted by iwajilow | 08:44 | マニアックロードショー | comments(1) | trackbacks(0) |
ニッポンの嘘
JUGEMテーマ:映画

90歳の伝説の現役報道写真家、福島菊次郎氏を追ったドキュメンタリー。
凄まじい人生の一方でとても愛きょうのある菊次郎氏が描かれています。

すごいなぁ。。。

インタビューで語られる一つひとつのエピソードがとても重みがあります。

報道写真家になるきっかけとなった被爆者との杉松さんとの出会い。
「3年くらいシャッター押せなかったですよ。でもあるとき、杉松さんが
膝をついて泣きながらこう言ったんです。
『このままじゃ悔しい、仇を取ってくれ。俺を写真に撮ることで仇をとってくれ』」

そして撮り始めた、杉松さんの写真。
しかし、やがて杉松さんは被曝が原因で亡くなっていきます。
焼香しに家を訪ねた菊次郎さんに杉松さんの長男がこんな言葉を浴びせます。

「何しに来たんだ」

「ショックだった。子どもたちとも遊びに連れて行っていたりしていたから、
そんなふうに思われているとは思ってもいなかった。僕は傍若無人に勝手に家庭の中に入りこんで、子どもたちを傷つけていたということを思い知らされた」

きついです。

僕も取材者だから、いろいろな人に関わりますが、自分が信頼関係を築けていると思っても、それは自分の思い込みかもしれないって改めて思いました。確かに僕らはしょせん取材者でしかない、ということを肝に銘じておかなければならないと改めて気づかされました。

レビューはこちらです。

http://www.iwajilow.com/col/col4.cgi


 
posted by iwajilow | 22:13 | マニアックロードショー | comments(0) | trackbacks(0) |
隣る人
 JUGEMテーマ:映画

児童養護施設を描いた映画「隣る人」を見てきました。

事情があって親と離れ離れに暮らす子供たちの日常を描いた映画です。

見ながら、この大震災で親を亡くした子供たちのことを思い浮かべました。

レビューはこちらです

posted by iwajilow | 11:49 | マニアックロードショー | comments(0) | trackbacks(0) |
沖縄戦を描いた悲しみと怒りのドキュメンタリー
JUGEMテーマ:映画

巷はオリンピックで盛り上がっていますが8月は戦争を考える季節でもあります。

そういった中、「ぬちがふぅ」というドキュメンタリーを観ました。
沖縄戦での生き残りの方々の証言をつづったドキュメンタリーです。

映画の中で日本軍が沖縄の人たちに対していかに傍若無人な振る舞いをしていたか、衝撃的な証言がたくさん出てきます。

「米軍が上陸してきて私たち部落の壕に避難したら、日本兵がいて『ここは日本兵が避難している。住民はほかに行け』と雨あられと降る爆弾の中、他の壕を探してさまよい歩いた」

「壕に避難していたら日本兵がやってきて『食い物を出せ』と壕の中をひっくり返して回った。僕(当時11歳くらい)は袋の中の米や味噌を取られちゃいけないと思って、隠したらそれを兵隊に見つかってしまった。取り上げられそうになったので『これを取られるとみんなの食べるものが何もなくなります。勘弁してください』というと『生意気だ!』と壕の外に出されボコボコに殴られ蹴られ骨が折れ、血がドクドク流れ出しました。オジが『これ以上、やったらこの子が死んでしまいます。勘弁してください』というと日本兵は『お前はこいつのオヤジか』と言ってオジに銃口を向けました。ほかの日本兵が止めてなんとか助かりました」。

「米軍が上陸してきたとき日本兵の将校は各一人が女を一人連れて逃げ出しました。住民が食料もなく逃げ惑っている中、彼らは何もしないで安全なところで女と遊んでいました」。

「将校は壕の中に2階建ての家を作っていて、家具とか全部、この辺の豪華な家を壊してね」

その沖縄戦で主力部隊として闘ったのはまだ18歳にもならない沖縄の少年兵と朝鮮から連れてこられた軍属だったといいます。そして鉄血勤皇隊と呼ばれる少年兵は14歳〜17歳でした。彼らや軍属は爆弾を背負って戦車に飛び込み爆死していきました。鉄血勤皇隊はその半数が戦死したと言われています。朝鮮人軍属の戦死者は全てがわかっているわけではありません。

ある人はこう言っていました。
「沖縄戦は沖縄と米国との戦争でした。日本と米国の戦争ではありません」。

そして玉砕の島での集団自決。
島民の半数以上の53人が自決した慶留間島。そのうち35人が子どもだったそうです。
「小さな木の枝に小学校3年生か4年生くらいの子と小学校1年生くらいの子と3歳くらいの子が並んで首をつって死んでいました」

「『お母さん、私から殺してください』って子どもが言うんです
親は我が子を殺してそうして自分も死んでいったんです」

阿嘉島では集団自決は起こらなかったものの、こんなことがあったそうです。
「60歳くらいのおじいさんとおばあさんがいて、おばあさんが足が悪くて、米軍が上陸したときに逃げられなかった。米軍に捕まって捕虜になるんだけど、米軍は4日くらいで阿嘉島から出て行ってしまった。おじいさんとおばあさんは家にのこされるだけど、そこに米軍が沢山職慮を置いていった。米軍が去った後、日本兵がやってきて、『この食料は何だ」と。おじいさんとおばあさんは連れて行かれて、次の日に無残な遺体で見つかった。おばあさんは川の浅瀬のところで死んでいて、お爺さんは山道で。おじいさんの首は切られてなかったよ」

「谷のところに部落のみんなが逃げていて、ちょうど、その丘の上に日本兵の姿が3人〜4人いつも見えた。機関銃の銃口はこっちを向けていたんだ。何かあったら皆殺しにするつもりだったんだと思う」

僕はこの映画を見ていて、日本の官僚機構はあの頃から何も変わってないのだなと思いました。自分たちの生活さえ安泰であればあとはどうでもよい。

当時、自分たちを守るために平気で住民を見殺しに、いや時には積極的に銃口を向けた軍隊。

翻って現代、もし冤罪が露呈してしまったら、もし無罪になってしまったら自分たちの名誉が傷つく、あるいは出世に関わる。こうした中で明らかに冤罪と分かっていても平気で人生を奪い続け、時には命をも奪う検察、警察、裁判所。

僕は本当に怒りに震えます。

そして今、成立しようとしている消費増税。自分たちのために子どもから食料を奪っていった日本兵の姿と、庶民がこれだけの不況にあえぐ中、増税を強行するために何でもやる財務省の姿が重なります。

増税は決して福祉や年金のためではありません。彼らの天下りのためです。彼らの利権確保のためです。

原発再稼働。原発がなければ、経済が滅びるぞ、病院に電気がいかなくなり病人が死ぬぞ!と脅し続ける御用学者と御用マスコミと御用政治家と官僚。太平洋戦争の時、アメリカ兵が上陸したら女は強姦され、股裂きされ、耳の穴から針金を通され残忍この上ないやり方で殺されるぞ、と脅し住民を集団自決に追い込んだ軍隊。

そうやって彼らは太平洋戦争同様、破滅するまで暴走を続けるのでしょうか?

そしてその破滅の中を生き延びたように、彼らはゴキブリのように生き延びるのでしょうか。

映画の中では前線に駆り出され朝鮮人軍属だった人も沖縄を訪れます。
機関銃と暗視スコープで武装した米軍基地への切り込みを彼らは命じられます。
「米軍に切り込みに行く時に、棒を渡されて『これ持って何人でもいいから殺してこい』って日本兵は完全武装して両サイドを行くわけです。ああこれはわしらを囮にして逃げるつもりだなって。いかないと、日本刀を振り回して、『早く行け、行かないと切るぞ』って」

原発事故の時、官僚は何をしていたのでしょうか?完全武装していたのか、福島から離れていたのか。「行け、行かないと切るぞ」。事故現場では最下層の労働者に対して何が行われていたのでしょうか。

いろいろ考えさえられる映画でした。

レビューはこちらです。
http://www.iwajilow.com/col/col4.cgi




 
posted by iwajilow | 17:21 | マニアックロードショー | comments(2) | trackbacks(0) |