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誰が被災者を殺すのか


JUGEMテーマ:日記・一般 

今日は5月6日以来となるお休みをいただいていました。
どうもありがとうございます。

ただ僕が休もうが休むまいが世間は動き
避難されている方にとってはまた一日、避難生活が積み重ねられるだけです。

月曜日(28日)の午後
浪江町から郡山市へ避難している知人から電話がありました。

「いわぢろうさん、友だちが自殺したよ」

浪江一時帰宅不明の男性 「生きていても仕方ない」
  警戒区域の浪江町に27日に一時帰宅し行方不明になっていた自営業男性(62)は28日午後零時半ごろ、自宅と経営するスーパー近くの倉庫で遺体で見つかった。首をつった状態で、双葉署は現場の状況や遺族の話から自殺した可能性が高いとみている。捜査関係者によると、男性は最近、家族に「このまま生きていても仕方ない。眠れない」「商売をいつ再開できるか不安だ」などと漏らしており、将来を悲観したとみられる。28日は同署員や地元消防団員、町職員ら合わせて約160人が午前8時半ごろから男性の自宅周辺などを捜索した。消防団員が自宅から南西に約300メートル離れた別の事業所が所有する2階建て倉庫の1階で男性を見つけた。遺書は見つかっていない。  同署は同日午後、福島署で警察医の立ち会いで検視し、行方不明の男性と確認した。
2012.05.29 福島民報より


とても自殺するようなタイプ方ではなかったと言います。

悲惨な話をたくさん耳にします。
「避難中に奥さんが亡くなると、旦那さんが行方不明になってしまった」
「息子さんが自殺して年老いた夫婦だけが残された」

仮設住宅が整備されて住環境が改善されたとしても
仮設は仮設です。仮の住まいにほかなりません。
隣の話声が聞こえるほどの薄い壁です。
4畳半二間ほどの小さな住まいです。

そして当たった、当たらないもあり
たいていの場合、親戚も友人もバラバラに住んでいます。
知人や親類を頼って他県にいってしまった人もたくさんいます。

避難してきた人たちの多くは地方のでかいお屋敷のような家に住んでいました。
大声で話ができ、大声で鼻歌が歌えるような環境でした。
庭がありました。畑がありました。
年寄りは何もすることがなくても畑をやって楽しんでいました。
近くには友達がいました。親戚もいました。

家屋敷は残っています。
でも帰れません。
毎日ひそひそ声で話さなければいけません。

商売をしていた人がいます。
その土地で培われた信用があります。

魚だったら、あそこの魚屋さんがいいね。
時計はあそこの時計屋さんで買おう。

町が丸ごとひとつなくなったのです。
商圏もろとも失ったのです。

誰も知っている人のいない土地で「店を借りてやるから商売を再開しろ」と
言われてできるものではありません。
商売をしていた人たちは今、途方に暮れています。

避難生活の出口は見えません。
いつ帰れるか全くわかりません。
何を賠償してくれるのか全くわかりません。

仮設住宅に向かう坂道が砂利道でした。年寄りには危ないので
「舗装してもらえませんか」と要望すると、すぐ舗装してもらえました。

地元の方からこう言われました。
「仮設の人はいいですね、何でも頼めば聞いてもらえて」。

病院へ行くのにタクシーを頼みました。
するとタクシーの運ちゃんにこう言われました。
「さすが、被災者の方はお金たくさんもらっているから優雅ですね」。

もらっているのは月10万円だけです。
それも避難直後にもらった仮払い金の100万円はその中から返さないといけないのです。
その10万円も自動的にもらえるわけではありません。
3カ月ごとに書類を提出して合意すると3カ月分がもらえます。
合意しなければ滞るだけです。
まだ3回目の合意までしている人は少ないと思います。
ほとんどの人が2回目だと思います。

東電は何かにつけて親類の合意書だ印鑑証明をもってこいだと言います。
でもね、以前は兄弟も近くに住んでいましたが
今はみんな散り散りバラバラになってしまっているんです。
印鑑一つもらうのに1日がかりなんです。

仕事をなくし、庭をなくし、畑をなくし、コミュニティーをなくしました。
友人は近くにいません。親戚も近くにいません。

パチンコ屋に行けば「被災者なのにパチンコしている」と言われます。
酒を飲みに行けば「義捐金で酒を飲んでいる」と言われます。

何をしていればいいのですか。
家の中に閉じこもって、一日中テレビを見ていれば被災者らしい生活なのですか。
その生活を何年続ければいいのですか。


posted by iwajilow | 22:13 | 原発は怖いよー | comments(1) | trackbacks(1) |
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コメント
本当に、同じ県民なのに疎まれ、悲しい思いをしています。
何故肩身の狭い思いをしなければならないのか!
やはり、突然家を追われた者の気持ちは、わからないのでしょうね・・。
お金が絡むと、人間は醜くなりますね。月10万で妬まれたくはありません。
2012/10/24 22:51 by 原発避難者
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2012/05/31 10:52
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